コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 【リク受付中】 嘘つきミルフィーユ 【短編集】 ( No.100 )
日時: 2013/01/19 16:14
名前: 甘月 ◆Dtcgw7lf52 (ID: SnkfRJLh)

[ ひとりとひとり=ふたり ]




ぽたり、ぽたりと落ちた雫は透明な色をしていた。
真っ黒な心を持った自分でもこんな綺麗な色を持っているのだと知って、唇が歪む。
うれしくて、かなしくて、さみしくて、つらかった。
けれど、言えなかった。誰にも、言えるはずが無かった。

「    、」

口に出したはずの言葉も、静かに響いて消えていく。
だから、ああ、私もこうやって消えていくんだ、と思った。
よわむしで、だれにも縋ることのできない、嘘で固められた自分。
そんな自分が大嫌いで、周りも大嫌いだった。
固い殻に閉じこもるようにして布団を頭から被り、すべてを拒絶した。何も受け入れたくなかった。

そんな時、だった。


「ひとりじゃないよ」

そう言ってふわりと抱き締めてくれた手はとても温かくて、柔らかかった。
安心できるような気がして、目から何かが零れた。
その何か、は止めようと思ってもどんどん溢れて、布団を濡らした。


(ひとりじゃだめでも、)
(ふたりなら、    )





——————————
意味分からん何これ。いや、何これ。
なんかね、頭の中で緑色の太鼓叩いてる人が「ひとりじゃないよ」って言ったからできたんだよこれ。
だからすべておーくらが悪い!←
…………ごめんなさいおーくらは悪くないです文才ない私が悪いんです記念すべき100個めの記事なのに!