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[　青春に手本なんて無いのである!!　]




パラリ、ページをめくる音と、ブォォーッと暖房の鳴る音が、静かな部室に響く。
白く染まった校庭とは裏腹に、部室内はとても暖かい。

「……だぁぁああっ!!」

突然大きな声が響き、全員が声のした方をちらりと見る。

「何、どうしたの」

「どうしたのじゃねえよ！いつまでこうやってダラダラしてるつもりだよ？」

「えー……永遠に？」

その言葉にガクリと項垂れたのは、片桐樹。
項垂れた様子の樹をちらりと見てテーブルに突っ伏したのは、部長（多分）である塩野梨子。
一応これでも、部活動中である。
他の部員はといえば、寝ていたりマンガを読んでいたり。けれどそれを咎める者はいない。

「っつうかさぁ、ここ何部なんだよ？」

「部活なんてダルいからやりたくないけど部活やってないと怒られるしでも運動部は絶対やりたくないしかといって料理部とかに入るのも面倒臭いからとりあえず適当にダラダラす……「もういい!!」

「要するに、何もしない部だろ？」

つまりは、そういうことである。
ダラダラやることもなくただひたすらダラダラする部、それがここだ。
とまあ、それは胸を張って言えるようなことではないのだが。


（まあこれも青春……なのか？）






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はい、意味分からん作品……何個目？
なんかギャグ書きたくなってやりたいこと詰め込んだら　こ　う　な　っ　た　＼(^o^)／

片桐　樹／かたぎり　たつき…中3、♂。梨子とは小学校からの付き合い的な。
塩野　梨子／しおの　りこ…中3、♀。自己中美少女。