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[　結末論〜好き〜　]　なんちゃってメロン様リクエスト




「メガネって萌えるよね!!」

突然、親友であるマコにそう言われた。
はあ？って言いたくなったけど、そこはグッと我慢しよう。

今日は日曜日。
本当なら彼氏とデートだったというのに、急ぎの用だと言うからそれを断ってマコに会いに来たのに。

マコはオタクだ。
2次元男子に「萌え」とか言ってるような、そんなヤツ。

「何が言いたいの？」

「だーかーらー、ほら、あんたの彼氏、メガネ男子でしょ？」

確かにメガネはかけている。
黒縁でフレームが四角いメガネ。
一見伊達っぽいけど、アイツは本当に目が悪い。
でもメガネをはずしたらちょっとかっこよかったりして。
なんていうの、ギャップ萌え、ってやつ？

……話がずれてしまった。元に戻そう。

「あんたは萌えるとか思わないの？」

「当たり前でしょ。マコとは違うんだから」

「……何気にひどいこと言ってない？とにかくさ、どうなの最近」

「何が？」

私がそう言うと、マコは呆れたように呟いた。

「ほら、彼氏とだよ！」

「ああ……。特にないけど。
　っていうか今日デートの予定だったんだからね！」

「ごめんって！ でもあんたもやるよね〜、年下つかむなんてさ」

何だその言い方。
確かに相手は年下だ。しかも10個も。
出会ったとき、アイツは中学3年生だった。
仕事に行く途中の道でよくすれ違うアイツは、出会っていきなり告白してきたのだ。

もちろん中学生に告白されて（しかも初対面で）ＯＫするはずもない。
だけど、しつこいアプローチに負けた私は、1回だけデートをしてやって、不覚にも惚れてしまったのだ。
中学生だった、アイツに。

「今高3だっけ。年の差とか感じないの？ っていうかあんた好きなの？」

「う〜ん……。そりゃジェネレーションギャップとか感じるのはしょっちゅうだけど」

正直、好きなのかどうかも微妙。
というのも最近、自分の気持ちがわからないのだ。
相手は高校生だし、高校を卒業したら就職する、と言ってバイトを探し回っていて全然会えていない。
私だって仕事があるし、今日は貴重な時間だったのだ。
その会えない時間がいつしか心の距離を作り出していた。

なのにこの女は。いつだってマコはタイミングが悪い。

だけど（ゲームの中では）私より恋愛経験が豊富なマコに、相談に乗ってもらうことだって少なくないのだ。


「あ、ごめん。あたし、用事あるんだった!!」


「……はあ？」

突然何を言い出すんだこの女は。
自分から誘っておいて、しかも人の時間を邪魔しといて！

でも悲しいけどこんなことはしょっちゅうで。


「あっそう。じゃあ」

「うん！ じゃあね！！」

人の気持ちも知らないで笑顔で手を振るマコに、少しうらやましいと思ってしまった。


（私もあのぐらい素直になれたらなあ）



「……あれ？」

1ｍぐらい先に、見覚えのある人物。

「えへ、来ちゃった」

そう言って照れ笑いするそいつは紛れもなく私の彼氏。


（えへ、ってなんだ、えへって）


「会いたかった〜！！」

マコに負けないくらいに素直なそいつに抱きつかれて、ちょっとうれしい私がいる。



（やっぱり、好きなのかな）






結末論〜好き〜







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うわ〜、なんだこれ。
話がなんかお題とあってないような気が……orz
初めて登場人物に名前をつけました！
名前出さないと書きにくいんですが、想像しやすいようにわざとアイツとかにしてたんですが……。
名前は適当ですｗｗ（おい

こんなんなっちゃいましたが感想（というか主にダメだしだと思いますが）もらえると嬉しいです。

リクエストありがとうございました！！