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【君と私の交感ノート】　切甘　君音様リクエスト



「はぁ……」


部屋に響く、深いため息。

もともと掃除が嫌いな私は、この前お母さんにうるさく言われてやっと片付けようと決意したものの……。



（正直、面倒くさい）


暑いしそもそもなぜ夏休みにこんなことをしなければならないのだろう。
それに、ついつい掃除の途中でマンガを読みふけってしまったり、昔のアルバムやら卒業文集やらが出てきて見入ってしまったりと、全然進まない。




（あれ？ これ……）



本棚の奥から出てきたのは、幼馴染みの“アイツ”とやっていた、交換ノート。
確か小学生の時からやっていたはずだ。

中学に入ってから、お互い別の中学に進学したことであまり会えなくなって、それから高校も別々だったのだ。




『２００２ねん４がつ１３にち（きんようび）　たんとう：みか
　きょうから１ねんせい。べんきょうはむづかしいけど、がんばろうね！』



ページを開いてみれば、汚い字でそう書いてあった。



（文字間違ってるし）



もう少しパラパラとめくってみると、1枚のページが目についた。



（な、にこれ）





『２０１２年４月２日（月曜日）　たんとう：響平
　これから別々のところに進むけど、お互い頑張ろうな。
　Ｐ、Ｓ








　　　　　　
　　　　　　



　　　　　　　　ずっと好きだったよ。』




明らかに小学生の字ではない、とても綺麗な字。




（まさか、アイツが……？）



今更、そんなこと言われても。





あたしだって。あたしだって————









「ずっと、好きだったよ」





そう呟いて、私はそのノートをゴミ箱に捨てた。













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あれ？甘はどこへ・・・・・・。
ただの切ない話じゃね？っていうツッコミはね、うん。←


君音様、何だか違う感じになってしまいました・・・・ｏｒｚ
すみませんｍ（＿＿）ｍ

リクエストありがとうございました！！