コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: レモン色ドロップ。【短編集】〜リクエスト募集中〜 ( No.50 )
- 日時: 2013/01/19 17:13
- 名前: 上総 (ID: SnkfRJLh)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=i1yeYLd8U7Y
[ 愛と言う ]
休みの午後昼下がり、
駅の階段を真っ直ぐ駆け上がり、
交差点に着いたら人波をかき分けて、
どこからか聞こえてくる聞き慣れたメロディーコール。
それを聞いてきみが居るのだと悟る。
何千、何万、何億と人が存在するこの世界で、出会った二人。
ちっぽけで、小さな粒のような二人を繋いでいるのは。
(アイシテルという、そんな単純な言葉)
包み隠さないような、光が宿るきみの瞳。
まっさらで、真っ直ぐなきみの瞳。
そんな瞳に、僕は勇気を与えてもらっていた。
なのに、嘘つきになってしまって。
秘密だらけの身体になってしまった。
光も届かない。
(そしてきみは、どこにもいない)
こんな僕を、きみはもう愛してくれないから。
愛してるという、言葉がただ空しい。
休みの午後昼下がり、
駅の階段を真っ直ぐ駆け上がり、
交差点に着いても、
(待ってくれてるはずもない)
部屋を灯す月明かり、しょうもない冗談や語り、
(きみは黙って聞いてくれていた)
眠れない夜には寝相の悪さ見て笑い、
(どうやったらそんな体制になるんだろう)
得意料理が並ぶ、威張る顔見てまた笑う、
(確かに料理は美味しくて)
誕生日に欲しいものちゃんと言うっていう決まり、
(どんなに高価なものより欲しいのはきみで)
電車に揺られて遊園地へ、子供みたいにはしゃぎ疲れて、帰りは僕の方が先に寝ちゃっていた、
(きみは優しく見守ってくれた)
もう二度と戻れない日々、もう二度と戻ることのない日々。
もうちょっとだけ僕も、強くなっていかなきゃな。
(だけど、全然強くなれなくて)
休みの午後昼下がり、
駅の階段を真っ直ぐ駆け上がり、
交差点に着いたら人波をかき分けて、
どこからか聞こえてくる聞き慣れたメロディーコール。
それを聞いてきみが居るのだと悟る。
何千、何万、何億と人が存在するこの世界で、出会った二人。
ちっぽけで、小さな粒のような二人を繋いでいるのは。
(アイシテルという、そんな単純な言葉)
(その感情を、何と言う?)
(愛と言う)
(愛と、you)
Thanks*関ジャニ∞「I to U」
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初めての曲パロ。
切なくて大好きなんですよね、この曲。知名度は低いですが……;
ファンのみなさんごめんなさい。(私もですが)
良い曲なのでURLからどうぞー^^