コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ラブロボ!!! ( No.13 )
- 日時: 2012/07/24 15:14
- 名前: うえってぃ (ID: lwyoqLK1)
第2話 ★ 好み ★
ボフンッ!!!
そんな音と同時に、煙が舞い上がった。
「うわッ!なんなのよぉ!!?」
私は、窓を全開にする。
やっと、真っ白だった視界の先が見えてきた。
なんか、いる。
男の子だ。
私と同じくらいの。
しかも…
「——嘘ッ…」
男の子…
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!」
男の子は、素っ裸だった。
私は、小さな手で、目を覆う。
そして、タオルを投げつける。
—もう、なんなのよッ!!!
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □
私は、男の子をいすに座らせた。
そして、私はベッドに座る。
どーすんだろ。
育てるって…。
てか、コイツいわゆるロボットでしょ?
どーやって育てろっていうのよ。
すると、
「ナマエヲ、ツケテクダサイ。」
男の子が喋った。
しかも、棒読みだし、声もロボットって感じ。
名前かぁ。
よし。
「黒江 諒。」
黒江、それは私の名字。
諒は、昔の彼氏の名前。
未練がましい名前かな?
「トウロクカンリョウ。」
男の子は、言う。
なんなのかね、このロボットは。
「コノミノタイプヲ、カミニカイテ、ココニイレテクダサイ。」
そう言って、男の子、諒は自分の口を指で示す。
「はいはい。」
呆れながら、私は紙に好みのタイプを書き込む。
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*好みのタイプ*
・ジャニーズみたいなイケメン。
・根は優しい。
・身長165くらい。
・スタイル抜群。
・頭はそこそこいい。
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こんなもんか。
ま、期待はしてないけどね。
そんなのんきな事を考えながら、諒の口に紙を入れる。
ロボット、諒はその紙をむしゃむしゃ食べてしまった。
「お前はヤギかぁッ!!!」
なんて、1人で突っ込んだが、応答ナシ。
はぁッと、溜め息をつく。
それと同時に、また
ボフンッ!!!
煙が舞い上がる。
また、なんなのよ!!!
そして、やっと視界が見えてきた。
そこには。
「美菜。」
ロボット諒はいなかった。
代わりに、イケメンがいた。
「もしかして、アンタ諒…?」
私は、動揺を隠せてない。
「当たり前じゃん。」
さっきのロボット喋りじゃない。
しかも、否定しないし。
「うっそだぁぁぁぁぁぁあ?!!」
私は、また叫ぶ。
そこに、
ガチャ。
お母さんが部屋に入ってきた。