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第３話　★　凡人生活脱出　★

「あ。」
やば。
お母さん。バッドタイミーング★

じゃないよぉッ!!!
どーしよ!!!

「美菜、さっきからなに言ってんの?幽霊でも見えるの?もう。明日も早いんだから寝なさいよ。」
そうお母さんは言って、私の部屋から出て行った。

———あれ?
どゆこと?!
お母さんには、コイツ諒が見えないっていうの?!

す、すっげー!!!
何これ!!!
凡人脱出成功だぁッ!!!!!

「美菜、なに喜んでんの?」
諒が私の隣に座って言う。
「喜ぶに決まってんじゃん!?だって、すごくない?!!」
そう言って私は諒を見た。

ドキッ。

——顔が近い。
あと少しで、危ないとこだった。

——てか、私何ドキドキしてんの?!
こんなロボットに!!!

「お前、今ドキドキしただろ。」
諒がニヤニヤしながら言う。

——コイツッ!!!
怒りを抑える。
てか、コイツホントにロボットかぁ?!!
出来すぎだろ。
うまく。

あ、もしかして。
未来から送り込まれた、スパイ!!?
それとも、詐欺?!!

なんてバカなこと考えてると。
「じゃ、これから俺よろしくな。」

諒が私に言った。



私の普通だった生活は大変なことになりそうです。