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第13話　★　チャラ男　★

「なぁ、見たよな。」

昼休み。

有馬が駆け寄ってくる。

「うん……見えた。」
「私も見えたッッ!!!」

鈴も駆け寄ってくる。

あれから、鈴とは仲良くなった。　有馬も。

「あー!こういう時に、ティアラ連れてくればよかった!!!」
有馬が頭をかきむしる。

「そういえば、諒とティアラと麻紀は、人間界の見学するって言ってたよね。」

「麻紀は、行く必要ないじゃんッ!!!!」

「確かにねー。だって、人間界に来て、もう結構でしょー?」




「君たち、見えるのッ?」

いきなりのチャラい質問に、私たちの空気は一瞬静まり返った。

「お前ッ!!!!!」

私は、有馬が指さす方向を向く。

「そッ★転入生でぇす!」
……チャラい。

「君たちもロボットいるんでしょッ?」

「まあな。何で知ってんだよ。」

有馬はコイツのキャラが好きではないらしい。
かなりイラついている。

「なんでってぇ、アノ娘に聞いた★」

チャラ男は、窓側を指さす。

「沙琴に……?」