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- Re: -僕らの夏休み-【コメント募集中】 ( No.4 )
- 日時: 2012/07/26 12:07
- 名前: 零冷 ◆DjGEJdQuqc (ID: /IpclnxA)
第一章【崖】
「明日からいよいよ夏休みでーす!」
先生のその言葉を聞いた瞬間、僕たちは大歓声を上げていた。
夏休みの楽しみは数えきれない程だ。
あ、自己紹介が遅れた。
僕は 高木 拓人。僕たちの担任は 花田 明。メーメがあだ名。
僕も一緒に歓声を上げて言っていた。
「メーメも夏休みだろぉ?」
「やったぁ!好きな事だらけの夏休みよっ!」
「僕だって夏休みが好……」
メーメの声で、僕の言葉は途中で切られてしまった。
「皆さーん?何か大切なことを忘れていませんかぁ?」
その質問の返答に、みんなは……
「あああああああ!!!」
と驚いた大声を上げていた。
みんな、真っ青な顔だ。僕もその中の一人。
みんなが忘れていたのは………
『楽しい合宿』。
これだけではなかった。
あと一つは…
『 夏 休 み の 宿 題 』
だった。
この『夏休みの宿題』の事を思い出してしまい、真っ青なのだ。
もちろん、宿題好きな子もいるだろうけど、君は宿題嫌いだよね?
今、現実世界では夏休みが始まってる学校が多い。
メーメにみんなが突然聞き出した。
「ねえ、メーメ。合宿の話してよ。」
「いいわよ」
ということで、合宿の話を聞いたところ、危険があった。
『崖』
があるのだ。そんな危ないものがあるのに、行く気なのか?メーメは。
バスなんかで言ったら落ちる可能性が大ではないのか?
みんな、またさっきの真っ青顔に戻っていた。そう。僕もだよ。
「メ、メーメ。本気か?」
「ええ。本気よ。もう予約もしたもの。
明後日9時に学校集合よ。はい。これは合宿についてのプリントよ。」
僕の親友もなんだかびくびくしている。
僕の親友の名前は 蛯原 雅。
「先生!酔い止め持ってきてもいいですよね!?」
「べ、別にいいですけど…?」
「よかったぁ…。沙羅、先生いいって。」
「…あ、うん。ありがとう花桜梨ちゃん…。」
あの二人の名前は、雪唯 沙羅と江戸川 花桜梨。
無口なほうが、雪唯で、元気っぽいのが江戸川。
あの二人、どんな時もべったりだ。
というか、崖がある道を通る先生…どうかしてるよ。
命の危険も考えてくれよ。
優しいのはわかるけどさぁ…。
頼りないんだよなぁ……メーメは。