コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: Link! コメ返します! ( No.11 )
- 日時: 2012/08/23 09:14
- 名前: 麗華 (ID: BwWmaw9W)
それからたっぷり一時間、二人は歩き続けた。それにしても、空間輸送魔法を使えばいいとハルが気付いた時はなかなか悲しくなったが。
そして歩き疲れた二人は依頼人の屋敷へ。
ニコは、前と同じ部屋にいた。
「死始は倒せたか」
「ああ」
ハルが大きなパーツを取り出した。
「これは死始のAIパーツだ」
アズマは
「へえ…」
と言って、『こいつのせいで苦戦したんだな』とボソッとこぼした。
「ほら、報酬だ」
50000Jを無造作に放り投げられ、手の上でお手玉をし、やっとのことでシッカリ金を掴むと、
「金を受け取ったら早く帰れ!」
いきなり怒鳴られ、
何だよ依頼頼んだのあんただろ報酬貰いに来んの当たり前だろ
とか呟きながら、二人はギルドに戻った。
「まさか倒されるとは……」
- Re: Link! コメ返します! ( No.12 )
- 日時: 2012/08/19 16:19
- 名前: 麗華 (ID: BwWmaw9W)
ギルドに帰るといつも通りてんやわんやの大騒ぎだったが、二人が戻ってきたのを一人が見つけると、その後は皆に囲まれた。
皆から、依頼どうだったと迫られハルが答える。
「やっぱ最高ランクは大変だった、少しは疲れた。以上」
「てか依頼こなすだけでも凄いのに依頼終わらせるのも速いよな」
「それはお前達が弱すぎるんだ」
アズマが話に加わる。
「うわっそれは皮肉か!あんた達が強すぎるんだ!」
こんな風にバカな掛け合いをしていると、奥から女性が出てきた。
ギルドの最高権力者であり、自称 「無類の酒好き」であるダリアだ。
「おぉ、マスター!コイツらに何か言ってやってくれよ!」
「そうだ!この二人最高ランクの依頼をバカスカ終わらせてるんだ!」
ダリアは皆の文句を鷹揚に手を振って制す。「まぁまぁ、この二人は我がギルドの二番目として頑張ってるんだからね、だいたい、あんた達が弱すぎるわ」
「えー…マスタぁー………酷い…」
アズマとハルもあらかさまに二位扱いされ複雑な気持になっていると、それが顔に出たらしい。
「なーにあんた達も変な顔しちゃってぇ、ギルドで一番は私に決まってるでしょ」
満面の笑顔で言われ、多少傾いだ。
しかし反論の余地は無く、実際ダリアの方が二人より強い。
一対一なら圧倒的、アズマとハル二人掛かりでもやっと勝負になる位で。ダリアはそれほどの実力者なのだ。
と、言うわけで二人に反論の余地は無いのである。
「そういえばこんな話してる場合じゃないんだった…今日は新人さんが来ているのよ」
あまりない意外なイベントで、皆が盛り上がる。
「で、その新人さんとやらは何処に」
「だから今から連れて来るのよ、せっかちなんだからアズマは」
そういってダリアは奥の部屋に入ってしまった。後には様々な囁き声が残る。大概は、『女なら良いな』とかだ。
そのせいか、ギルドのメンバーは男七割程で女性メンバーが三割程度しかいない。
「はぁ、こんな奴らが仲間なんて情けない」
「そう言うな。やるときはやってくれる仲間だ——この考えには同調できないが」
助け合える、気の許せる最上の仲間だ。こういう考えも、「男だから仕方ない」と許しておく。
しかし、どうやらこんな風に許しておく奴だけじゃないようで、
周りの女性陣の目が氷の様に冷たいという事に気づいた時にはもう遅く、ギルド最強(マスターを除く)の二人に助けを求めるも、
そんなこと知ったこっちゃない反省するんだな。と見放され、失言してしまった集団はがくりと肩を落とした。
「ん、そうだ」
やらなきゃいけないことを思いだし、ある人物に会いに行く。
喧騒の中でその人物を見つけて近寄る。
「なぁクランク、」
「やあアズマ、もう帰ってきたのか」
この男はクランク。ギルド一の物知りで、情報屋。
「ニコという男について調べて欲しい」
「…そんなの調べるまでもない、ニコ・アルベルト 47歳 男 大富豪だ。ちなみに器械を開発する会社の社長だ、表向きは便利な道具を作り出す夢の会社、というキャッチコピーで売っているが裏では対人兵器や武器を作って売っているそうだ。それで金をかなり儲けているらしい。特にAI兵器の開発に力を入れている」
なんでそんなことが頭に入っているのかということは置いておいて、
「後半は知っているな」
「何故だ?」
最初は首を傾げていたが、少しすると、成る程 という顔になる。
「今日の依頼はニコが関係していたのか」
「ああ、そのAIとも戦って来た。ニコにも会ったんだが…」
地下室にあった死体の話をする。
「通報したほうがいいか」
返ってきた答えはノーだった。
「なんで…と聞かれてもこれしか言いようがない…奴は危険だ。政府は愚か、警察にまで奴の部下が忍び込んでいる、通報した所で揉み消される」
「わかった通報は止めよう」
「それよりアズマ、AIのパーツは持ってないか」
急な質問に答えは少し戸惑った。
「ある…けど」
「いいツテがあるんだ。便利な物作ってやるよ」
こう言われたら断る理由も無い。ハルからパーツを受け取りクランクに渡す。
「何日かしたら出来るだろう。渡しに行く」
再度了承し、再びギャラリーの方を向くとマスターが戻ってきた所だった。
- お知らせ ( No.13 )
- 日時: 2012/08/18 19:15
- 名前: 麗華 (ID: BCjjC.jk)
お知らせです。
本編はおろか特別編でもありません。
もう一度言います。ただのお知らせです(笑)
もうすぐ旅行から帰るので、また活発に活動していきます!
今後もLink! をよろしくお願いします。
- Re: Link! コメ返します! ( No.14 )
- 日時: 2012/08/19 16:20
- 名前: 零華 (ID: BwWmaw9W)
「さあさあ連れてきたわよー」
マスターが連れてきたのは、20代位の女だった。
おぉっ。男どもがざわめく。おまえら……
しかし確かにかわいい。背が小さく、目がくりんと大きい。肩まで流れる様な黒いロングヘアー。今は大人っぽい服を着ているが、服を選べば10代に見えるかもしれない。
「しっしっ!見るな!減るから」
ダリアがギャラリーの熱い視線を追っ払う。「わ、私はレナです。あの…ギルドの皆さんに迷惑が架からないように頑張ります…」
ニ度目のざわめきが起こる。………情けなくなってきたぞ、俺は。
「あんたら、死にたくなかったら黙りなさい」
一気に周りが押し黙る。
「あ、ついでに言っとくけどしばらくはアズマ達のチームに入って貰うわ」
突然放って寄越された爆弾は見事に爆発した。アズマも、ハルでさえ唖然としている。
「あの…マスター?」
ハルは言外に、何故俺達のチームに、と聞いている。しかしレナは疎いのか何なのか、?という顔をしている。
「えー、駄目?レナちゃんはまだ入りたてだから最強チームでギルドの生活を学ぶとしたもんでしょ」
あと二人に預ければ安心だしね。
これは言わずとも分かるだろうが、周りのギャラリーとかがいるから、安心出来ないのだろう。
「俺たちは良いですよ」
取りあえずハルが了承した。
「じゃあ色々教えて上げてちょーだい。後……あの子に何かあったら」
責任は俺たち二人行きか。
プレッシャーやら責任やら沢山背負わされ重い。
「じゃあ解さーん」
この一言で集まっていたメンバーが散らばる。マスターはカウンター席につき、酒を飲み始めた、昼間だっての。
「えー、それじゃあ今からギルドの説明して行くぞ」
「はい」
「まず此処がクエスト掲示板。貼ってある紙に書いてあるのがクエスト名、内容、ランク、危険度、報酬。ランクってのはABCEFがあって、その上に最高ランクのDがある」
「D……ですか?Sじゃなくて」
「うん。Deathランクの略」
Deathランクは 常に死と隣り合わせ、これは誰が言った言葉だったか。
「で、あのマスターが酒を飲んでいる所がカウンター。まあ料理とか飲み物とか頼んだり。カウンターの右にあるドアからはマスターの部屋に入れる…入ったら殺されるかもしれないがな」
アズマの物騒な発言にレナが青ざめる。まあレナに限って殺されたりしないだろうが。
「もう寮の説明は受けた?」
「あ…はい」
「じゃあ一通り質問が終わったな…そういえばどんな魔法を使うの?」
「それは俺も気になるな」
レナは、
「私は大抵、大鎌を使います。魔力吸収の力が付加されています」
お・お・か・ま?
疑問に思っていると、レナの手に身の丈よりデカイ鎌が握られている。
「えーと…これを振り回せるの?」
「はい」
すげえな、ハルと二人で顔を見合わせる。
「後は、天空魔法と防御系の魔法を」
聞いた事の無い魔法がある。
「天空魔法って…空飛んだり出来るのか?」「ええ。魔力の消費が激しいので少しの時間だけなんですけど…」
またまたビックリ。
「わかった、あとこれを渡しておく。」
渡したのは不死鳥の紋章が入っている金色の輪だ。
「これはギルド特性の念話様ブレスレットで、これを着けていると同じ物を着けている人と念話ができる。念話って言うのは要するにテレパシーだな」
アズマとハルの手首にもこのブレスレットが輝いている。
肌身離さず着けておけよ
そう言うと少し嬉しそうに笑った。
「さて、俺たちは今日Dランククエストやって来て疲れてるからまあ請けてもBランク位までだな。どうする」
この質問にレナはかなり驚いたらしい。
さすがです。セットでマスターと渡り合えるというのは本当なんですね!と、誉められ…
「ちょっとまったそれ誰から」
「マスターから聞きました」
くそっ……いつかマスターを越えてやる。
そんな間にもハルが手軽な依頼を持ってきた「これなんかどう?」
依頼 獣系 討伐 Bランク 危険度 B
「じゃあこれにするか」
- Re: Link! コメ返します! ( No.15 )
- 日時: 2012/08/19 16:23
- 名前: 零華 (ID: BwWmaw9W)
依頼主は初老の男性だった。
農家をやっているが最近農場がモンスターに荒らされているらしい。
農場に案内してもらうと、そこには三体のモンスターがいた。
猿のような感じだが、口からゴツいキバが生えている。
「モーキーか、楽勝だな…行くぞ!」
それぞれ一匹に向かって走る。相手は三体、こっちも三人だ。
アズマが一番でかいモーキーに近づくと。
ピシャッ 稲妻が落ち、アズマが手掛けたモーキーはピクリともしなくなった。
後の二人の方を振り向く。
ハルはもうモーキーを倒していた。真っ赤に燃えている、猿の丸焼きか。
レナの方は大丈夫か、
そんな心配は無用だった。
モーキーの攻撃を有り得ないジャンプ力でヒラリヒラリとかわしている。一見レナが押されているように見えるが、レナは紙一重で攻撃を避けている。断然レナの方が優勢だ。
レナが大鎌を出した。一振りでモーキーが真っ二つになった。
「どうでしたか!?」
レナが聞いてくる。
「言うことなしだ」
そこへハルが来る。ハルもレナの戦いを見ていたらしい。
「良くあんなに避けられるねぇ」
「それも天空魔法の力だと思います…」
いくら天空魔法でジャンプ力が上がったとしても並みの人間じゃああの避け方は出来ない。元々の身体能力が高いのだろう。
「じゃあ戻るか」
依頼人から報酬を貰う、依頼人は間近で三人の戦いを見たためか少しおまけを貰った。そして三人はギルドへ戻った。
「今日はもう寮に帰ろう」
この言葉でお開きになり、寮に戻った。
- Re: Link! コメ返します! ( No.16 )
- 日時: 2012/09/02 08:16
- 名前: 零華 (ID: BwWmaw9W)
at dormitory -寮にて-
「なあ、あの子どう思う?」
あの子…レナの事か。
「優れてるな、特に身体能力が」
モンスターの攻撃をああもヒョイヒョイかわせるのは、彼女の身体能力の賜だろう。
「天空魔法ってやつも気になるな」
ハルの使う風の魔法とはまた違う物だろう。ハルは魔法で空は飛べない。
「アズマのLinkと同じ一品物って事は?」
世界で1つの魔法か。アズマも、今までLinkを自分以外に使う者を見たことがない。
「その可能性が高いな」
「しかもあの鎌、魔力吸収の力があるらしいね」
「俺の魔力を操る魔法と似てるな」
アズマは魔法で魔力を放出したり相手から魔力を奪ったり出来る。
「そういえば何処から来たんだろ」
まだレナの事は殆ど聞いていない気がする。
それはまた今度聞いてみるか…そう考えアズマは眠りに着いた。
《アズマさん…アズマさん!!》
何かに頭の中で話し掛けられる。
「ん…誰だ…」
《起きて下さいっ!!》
「おわっ…!分かった!起きてる!」
一人で叫んでしまい、そのせいでハルまでが起きてしまった。
「何叫んでるのアズマ」
「ああ…ちょっと…」
そう答えて、腕にブレスレットがあることを確認する。
《レナ…か?》
声の主はレナだったらしい。
《大変大変!今ギルドが大変なことに…》
《分かった落ち着け。今どういう状況だ》
《それが………とにかく来てください!》
「おいハル!ギルド行くぞ!」
「急にどうした、事情説明しろ!」
「いいから行くぞ!」
「分かった落ち着け」
「同じことを言うな!」
「は!?」
またいつものバカな掛け合いが始まり、二人で小言を言いながら、取り敢えずギルドへ向かう。
ギルドの近くまで来るともう中の騒ぎが聞こえる。いったい何があったんだ。
扉を開ける。中はいつも以上の異常な騒がしさだった。
その騒ぎの中心にいるのは……誰だアイツ。
「あっ…アズマさん!」
「おぉ、レナ!アイツ|何≪・≫だ」
「ギルドに新しく入ったメンバーとか言ってましたけど……」
レナの答えも答になっていない。
「いや…だから何であんなことやってるんだ」
普通ギルドの新メンバーは机に乗って仲間を投げ飛ばしたり蹴ったり殴ったりしないだろう。
「それは」
レナの話を聞いても全く分からない。朝早くにキリとかいうやつが来て、いきなり戦闘を始めたという。
「マスターは!?」
この後返ってきた答えは最悪の物だった。
「二日酔いです……」
「ハァ!?」
アズマが遠慮解釈なくあきれた顔になる。
「こんなときに何やってんだ」
「アズマ!そんなこと言ってる場合じゃない!エルまで倒された!」
ハルの報告にぎょっとする。エルは、我がギルドの三番手だ。
「なに!不死鳥の名が廃るぞ!」
これで一番手のチームであるアズマたちがやられたら、それこそマスターを引っ張り出さないといけない事態になる。
「俺一人で十分だ。ギルド一番手舐めんなよ」
そう残して走り出す。どうやら敵認定されたようだ。水球を作って飛ばしてきた。水魔法の使い手か、その水球を避けようとしたとき—急に、フワリと脚が軽くなった。自分でも驚くほど速く駆けれる。
「援護します!」
アズマの足元には蒼い魔方陣がある。レナがかけた魔法か。天空魔法はこんなことも出来るのか、浮かんだ疑問は頭の片隅に追いやっておく。
アズマがキリに接近し、回し蹴りを入れようとすると、目の前に水の壁出来た。しかし一瞬で脚に稲妻を宿らせる。
脚から流れた電流は水壁を伝わり、水で濡れていたキリに電気が伝わり、感電した。
キリが崩れ落ちる。手加減したつもりだった、自分では。
戦闘は一瞬で終わった。
「おーい、大丈夫か」
キリは答えない。
ハルが近づいてきた。
「アズマ君、やり過ぎじゃない?」
キリの方を振り返る。気絶している。
「やり過ぎたか…」
「取りあえずマスター呼んできた」
ハルの後ろからよろよろとマスターがついてきた。
「マスターこいつ何だ」
「キリ君よ…」
「何でギルドにこんな奴が居るんですか」
「私が拾ってきたの……」
「拾ってきたぁ!?」
アズマが唖然とする。
「捨て人ですか?」
レナが真面目に質問した。
「捨て猫みたいにいうなっ!」
と、いうか…
アズマが続ける。
「素性も分からない奴を次々ギルドに入れるっていうのもどうかと…」
マスターは路上で生き倒れてたりする人を見ると母性?が働くらしい。ギルドのメンバーにもその母性に救われた人は大勢いるが、一応忠告しておく。
と、
「え、言ってなかったっけ、レナちゃんも私が拾ってきたんだよー」
アズマとハルはレナを見つめる。その目は、〝そうだったの?〟と聞いている。
レナが俯いた、そして
「——それは言わないって約束じゃあないですか……」
マスターは見ただけで、「そうだったっけ」と考えているのがバレバレだ。そして出した解決策は、
「ちょっと気分が悪くなってきたから病室行ってるね。じゃあ!!」
———逃げた。
さしものダリアもこの空気には勝てなかったらしい。
場に完全な沈黙がやって来た。
「ふぅ…………」
その時、レナが諦めた様に話始めた。
「私には、もう両親も友達と呼べる人も居ないんです。」
私が物心ついてすぐに、母親は病気で亡くなっていました。
その時の事はあまり良く覚えていない。
ただ、静かに涙を溢す父を見て笑いながら、「何で泣いているの?お母さんはまだ寝てるだけだよ」と無邪気に父を励ましたりしていた。
まだ幼かったから、死ということを良く理解していなかったんだと思う。
父の方は、私と同じ天空魔法の使い手で、ギルド一の魔導師だった。
そのおかげでお金には困らなかった。
でも、その生活も長くは続かなかった。
ある日、父はギルドで何者かに殺人を犯したと濡れ衣を着せられ、私達は警察に追われる事になった。
サイレンの音を何度も聞き、その度に各地を転々と逃げ回った。
だから友達と呼べる人は一人もいない。
母が生きていた頃に出来た友達は、ギルドを追われてから一度も会っていないし、ギルドを追われた後は友達なんか出来るわけ無い。
そんな生活で、町に買い物に行くのは私の役目になった、父は顔を出せなかったから。
私が買い物に行って帰って来ると、いつもは父が迎えてくれた。
でもあの日は違った。
私が買い物から帰ると、父は居なかった。
何時間、何日間待っても父は帰ってこなかった。
そして私は悟り、同時に諦めた。
父は帰ってこないと。
「分かった。レナ、もういい」
しかしレナは喋るのを止めなかった。
それから町をさまよっていたら、ダリアが私を見つけてギルドに連れていってくれました。
————だから、
レナがニッコリ笑う。
「嬉しかったです。あのブレスレットを貰った時。久しぶりの友達…仲間が出来て…」
アズマが押し黙った。
「これからもヨロシクお願いします」
マスターが逃げた案件は以外と穏やかに終わった。