保健室って……「おい、待てよ!瑠樹!!」俺がそう呼び掛けても瑠樹は振り向くことなく、教室を出ていった。アイツ…バカじゃねぇの?「地雷を踏みに行くようなもんじゃん」一人になったベランダでボソリと呟いた。でも、アイツはすごい。地雷を踏みに行く勇気があるんだから。俺には勇気なんてない。俺は……臆病者なんだ。