コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 風向きはかわるかもしれないじゃないか ( No.134 )
日時: 2013/03/11 18:28
名前: チャルトン (ID: tVNOFy45)




「「・・・・」」

シーーン



「えっーーー!」


空遥より先に朝月隆弘が叫んだ。



「マジかよ!学年1…いや、
学校1モテるアノ新山瑠樹が!!」



朝月隆弘が騒いでいる間、空遥はただボーゼンとしてパチパチと瞬きをしていた。



まだ現状に追い付いてきてないみたいだ。



「え、え!なんで空遥なの!
コイツよりカワイイ子なんてたくさんいるじゃん?」

空遥は朝月隆弘の言葉に傷ついたのか、少しうつむいた。


朝月隆弘は興奮しているのか、布団から飛び出てバタバタしている。


こうしてみるとほんとに小さいんだと思う。

空遥よりも小さいんじゃないか?

Re: 風向きはかわるかもしれないじゃないか ( No.135 )
日時: 2013/03/12 22:18
名前: チャルトン (ID: tVNOFy45)




「おい空遥!おまえ、もちろんOKするんだろ?」


うつむいている空遥の顔を下から覗き込みながら言う朝月隆弘。



「……っ…!!」


ドンッ!!



「うわ!なんだよ急に!」


空遥はさっきの俺にしたように朝月隆弘を突き飛ばした。


朝月隆弘は体が小さいせいか床に座り込んだ。



「……た…隆弘のバカっ!
最低!」




空遥は……泣いていた。




「なんでそんなこと言うの!?なんでツ……なんで私の気持ちに気づかないの!?」



朝月隆弘は床に座り込んだまま、空遥を見上げ、目を見開いている。