コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 風向きはかわるかもしれないじゃないか ( No.147 )
日時: 2013/03/19 23:12
名前: チャルトン (ID: qiixeAEj)




朝月隆弘はばつが悪そうにうつむいていった。

「俺もわかんないんだ…。きっと、めぐみさんは俺の気持ちに気づいているのに……。」



気持ちに気づいているのに抱きつくなんて両想いでしょ。


「…めぐみさんには婚約者がいるんだよ。」

「え。」

「めぐみさんの家ってお金持ちみたいで…。」
クスッ

朝月隆弘はそう言って笑った。


「……って、今日はじめて話すのにこんなにペラペラと…。」

苦笑いしながら言う朝月隆弘。


「あ!自己紹介してなかった!朝月隆弘です。隆弘でも隆ちゃんでも好きなように呼んで。」


にっこり笑って言う朝月隆弘は輝いていてまぶしかった。

「俺は新山瑠樹。」

「うん。知ってまーす。有名だしね。

そーそー!!なんでそんなに有名な人が空遥を好きなんだ?」


隆弘は思い出したように言った。

「変わってる…からかな。」

ふつう、好きな女の好きなヤツにこんな話しない。


でも、隆弘にはなぜだか話してしまったんだ。