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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 風向きはかわるかもしれないじゃないか ( No.17 )
- 日時: 2012/08/23 01:15
- 名前: チャルトン (ID: qiixeAEj)
〜瑠樹side〜
俺は自分の席に向かった。
席に座り、花森空遥の方を向く。
「ヤッホー!空遥ちゃん。さっきぶり〜!」
花森空遥は俺に気づいて目を見開く。
「新山くんじゃないか!君も八組だったのかい?」
花森空遥はメガネをかけるふりをする。
クスッ
この子、おもしろい。
「そうだよ。てゆーか、普通、女は自分のクラスに俺と佐藤悠天がいるか見るんじゃない?」
「えー。そーなの?あたしは自分のしかみないよ!」
本当にコイツ変わってる。
「えー。じゃあ、俺と佐藤悠天がいることは知らなかったわけか。」
「うん。知らなかった〜!」
俺と話してるのに顔が赤くならない。
俺のこと、恋愛対象でみてないな…。
「おい、新山瑠樹。」
さっきから黙っていた佐藤悠天が言う。
「へー。佐藤悠天でも俺の名前知ってるんだ?」
嫌味っぽく言う。
「なんでフルネームよびなんだよ。」
いや…。別に理由なんてないけど。
「たしかに!二人共フルネームよびじゃん!」
花森空遥が言う。
「悠天と瑠樹でいいじゃん!呼び捨て呼び捨て!」
「はぁ!?」
佐藤悠天が言う。
「俺は別にいいよ。じゃあさぁ、空遥って呼んでもいい?」
俺が花森空遥に言った。
「いいよいいよ!」
「俺も…。」
は?
「俺も空遥って呼ぶ。」
悠天は空遥に言った。
「いいよ〜。二人して呼び捨てにしなよ!」
空遥は俺達に想われてるって気づいていない?
きっと、鈍感なんだな。
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