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Re: 風向きはかわるかもしれないじゃないか ( No.21 )
日時: 2013/07/08 00:26
名前: チャルトン (ID: tVNOFy45)

第二章  恋ってめんどくさいんだな


〜悠天side〜

あれから…俺が空遥が好きだと気づいてからもう二ヶ月がたとうとしている。


そりゃあ日々バトルだ。


「佐藤くん。一緒に昼を過ごしましょうぜ。」
空遥が片足をイスにのせ花輪くん(ちびまる子ちゃんの)の真似をした。

バカじゃないの って思う気持ちと、嬉しいきもちが交わる。
そして、俺の口元はゆるむ。

「おまえ、まだ友達いないのかよ。」

「別にいーじゃんそんなの。」
空遥は言いながら。机に弁当をひろげ、イスに座った。

「いーじゃんいーじゃんいーじゃんじゃかじゃーん。」

変人だ。変人すぎる。

ギターを引いてる真似をする。
エアーギターってヤツだ。

しかも、わざわざ立って。


でも、そんなコイツが好きな俺も変わってる。

「しょーがねーなー。」

俺はそう言って自分の席につき、弁当をひろげる。



少したって瑠樹が教室にやって来た。

「あ!新山くーん!」
空遥が瑠樹を呼ぶ。

チッ
こんなヤツ呼ぶなよ。

「一緒にお食事をしないかい?ベイビー。」 
また立ち上がり、俺のときと同じ格好をする。

"ベイビー"なんて、まさに花輪くんじゃないか。

「はぁー」
俺はため息を漏らす。

「いいよ!一緒に過ごそうぜ、ハニー。」
瑠樹が言う。

うわぁ。なにげにこの人、すごいこと言ってるよ…。