〜悠天side〜空遥が教室を出ていった。「はぁー。」俺は深いため息をつく。「あからさまに嫌そうだね。」瑠樹が俺に言う。「嫌じゃないヤツなんてどこにいるんだよ。」「女とか。絶対喜ぶと思うけど。」イラッあー。飯がまずくなる。「おまえに空遥は渡さないから。」瑠樹はそう言って、席を離れていった。