朝月隆弘の正体がわかるんだ。見るしかないだろう?俺は空遥がいるベランダに向かった。「空遥。なにしてんの?」空遥はいきなり俺に声をかけられてビクッとした。そして、グラウンドから目をはなしてわれにかえったように言った。「え!いや…なんでもないよ!!」顔を赤くしながら言う空遥を見てやっぱり朝月隆弘を見ていたんだなと実感する。