コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 超高性能アンドロイド、拾いました ( No.33 )
- 日時: 2012/09/27 20:59
- 名前: カルマ (ID: 4pBYKdI8)
⑮お泊まり会
「えーっと、Rioはこの二人、知らないよな。こっちの女が霧崎雷華。どんなに楽しそうなことしてても絶対マネすんなよ。9割は恥かくから」
『わかった』
「おい、ひどいぞ!」
「で、こっちのお兄さんが如月琴羽。この人はホント頼りになるから、わかんないことあったら聞くといいぞ」
「よろしくね」
「...なんか、琴羽のほうがいい扱いじゃないか?」
「京介ー、これお土産。」
「おう、ミ○ドじゃん。あとでおやつの時間に食べるか」
『楽しみ!僕、ドーナッツ好きなんだ』
Rioはyuriaよりも人間に近づけて作られているらしく、ご飯も食べられるし、睡眠もとる。喜怒哀楽もyuriaよりわかりやすい。それにしちゃ、いろいろ人間離れした能力持ってるけど...
「さて、何して遊ぼうか」
『UNO!UNOやりたい!』
『Rio、あまり迷惑をかけてはいけませんよ』
『わかってるよー』
「んじゃ、UNOすっか」
『うん!』
「オレ結構強いからね。」
「む。琴羽め、負けないぞ」
「オレも自信あるぞ。あ、yuriaルールわかるか?」
『わかりません』
「そっか。じゃあ俺と一緒にやるか」
『はい』
何を持ってきたのか、翔が巨大なリュックからUNOを持ってきた。
順番は翔、Rio、雷華、琴羽、オレ・yuriaの順。
『うー、赤ないー』
「Rio、それ言っちゃだめだろう。ふふん、ドローツーだ」
「オレも持ってるんだよね。てことで、京介」
『甘いですね。これでどうですか』
「うわー、ひど...」
「お前、ドローツー何枚持ってんだよ!?」
雷華、琴羽からドローツーを一枚ずつ、オレ・yuriaからドローツーを3枚くらい、合計10枚ひく羽目になった翔はもう涙目だ。
「しかし、すごいなyuria。さっきから見事に翔を痛めつけている」
『なんか...これがほしいなってものがひけるんです』
「ずりぃよ!京介ー、オレyuriaと組みたい。もう20枚超えたんだけど」
「駄目」
『あ、色替えね。青がいい』
「青?あるぞー」
「ごめんね、3の青と緑あるから緑が上で」
「じゃ、緑の7」
「オレ緑ねーし!!」
終始こんな調子で、何回やっても翔のボロ負けが続いた。雷華がなかなか強敵で、yuriaと1、2を争っていた。オレは途中から抜けて昼飯の用意。UNOってはまりだすと止まらない魔力があるので、いつのまにか2時間以上たっていた。
「昼飯、できたぞ」
『ピザ!すごいね!』
「うわ、お前こんなの作れんの!?めっちゃうまそうだけど!?」
「本当だ。何故か光り輝いて見えるぞ」
「オレも...すごいね」
『すみません、京介さん。ほんとは私の役目なのに...』
「別に、お前が楽しそうだったからいいよ。それより、さめないうちに食うぞ」