コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 超高性能アンドロイド、拾いました ( No.6 )
日時: 2012/08/22 18:50
名前: カルマ (ID: JuyJRz6j)

②厄介な変人は本当にアンドロイドなようです

『信じていませんね』
「...うん」
『なんででしょう?』
「なんででしょう!?」
そう聞かれても困る。普通、私はアンドロイドですと言われても信じられないと思う。オレは普通の人間だから信じることができない...
『では、これを見てください』
そういうと、yuriaと名乗る少女はワンピースの胸元のチャックを一気にさげた。
「!?おいっ...」
しかしオレの期待したような光景はそこにはなく、かわりに緑色の電子版や、ネジがぎっしり詰まっていた。昨日、暇つぶしに分解したラジオの中身のようだ。
『信じていただけましたか?』
yuriaはチャックをしめながらそう言った。
「...うーん、まぁ、信じ、た、か...な?」
あれは、どう考えても、人間の中にあるものではない。
「じゃあやっぱ、アンドロイドなのか」
『はい、そうです』
一応、信じることにした。
「ちなみに、超高性能アンドロイドはどんなことができるんだ?」
yuriaは少し考え、力強く(棒読みのようにしゃべっているが、なんとなくそう感じた)言った。
『一週間前の晩御飯がいえます』
「地味な高性能だなぁ...」