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Re: 確認ですが、今は部活時間ですよね? ( No.6 )
日時: 2012/08/25 22:33
名前: リア (ID: SsOklNqw)

こうして、俺はその日から星空研究部員となってしまった。

正直言うと、サッカー部に入りたかった。

しかし、もう今更どうしようもないので、美少女が・・・正確に言うと、神谷先輩がいるから行こう、と思うことにした。


「お〜い、儷。行くぞ〜?」

「おう。今、行く。」


そう、今は放課後。

俺は星空研究部室というのがどこにあるのか知らないので、もうすでに部員の凛に連れて行ってもらうことにした。


「それで、ここを右に曲がると。」

「ほう。」

「で、ここは直進で左行って、右に行くと見せかけて左に曲がって、そのまま直進。すると、右手に音楽室が見えて、その奥に星空研究部室があるんだよ。」

「・・・・・・・・・・まぁ、よくわかんないけど、ここなんだな。」

「え?どうしてわかんないのさ?俺があんなに丁寧に教えたのに・・・」

「お前の丁寧は世間でいうややこしいだよ!!なんで右に行くと見せかけて、とかいう必要があんだよ!!そもそもだな!!ここなら、俺たちの教室からだと、階段を使ったほうが早い!!」

「・・・うっそ———!?それを早くいってよ、儷!!」

「いや、まず初めて俺ここに来たから言いようがないよ。」

「ケチケチケチ!!」

「女子かよ、お前は。まぁ、とにかく入るぞ。」

「あ、あぁ。って、ちょっと待・・・」


バッコーン


星空研究部室に入ろうとして、扉に手をかけた瞬間、なぜか後頭部に物凄い衝撃が走った。

いくら運動神経が良いからと言って、急なモノには対処できない。

俺は、後頭部を抑えながら、後ろを振り向くと、そこには水が入ったペットボトルが落ちていた。


「は?なんでこんなところにペットボトルが・・・?」


俺がペットボトルを拾い上げて、不思議そうに見つめていると、凛がため息をつきながらこちらへやってきた。


「だから、ちょっと待てって言っただろう?」