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Re: あの星を探しに。(ラノベ風) ( No.66 )
日時: 2012/11/24 13:38
名前: リア (ID: fhP2fUVm)

神谷先輩とメーアドを交換した後に、そういえば、星空研究部員の人とメーアドを交換していなかったことに気付き、とりあえずその場にいる人全員とメーアド交換をした。

少し、ショックだったのが俺しか”携帯”じゃなかったことだ。

まぁ、そのことで、散々凛にいじられたが。

そして、そんなこんなで電車が来て、電車を降りて、俺はようやく自宅前に到着したところだ。


「ただいま〜!」


俺はカードキーを認証するところにまで持っていき、扉を開けながらそう言うと、玄関正面にある階上からバタバタという騒がしい音が聞こえてきた。


「お兄ちゃん、お帰りー!!」


そう、今年の4月から中2になった俺の妹、如月唯だ。

所謂元気っ子と言う部類に属す。

そろそろ反抗期に突入する時期なのに、一向に親や兄である俺に反抗する気配がない。

多少はキレやすくなったが。


「おう。」


俺が笑顔でそう言うと、またバタバタという音をさせながら階段を上って行った。

俺は、唯の姿を見届けた後、ローファーを脱ぎ、リビングの方へ向かった。

そして、スクールバックを一度玄関に置き、キッチンへ弁当と水筒を出して、体操服を洗濯機に突っ込みに行く。

それらをし終えたら、再び玄関の方へと戻って、スクールバックを拾い、自室のある2階へと上がって行く。

そして、階段を上がってすぐに見えてくる、左手にある部屋からは妹が好きな西野○ナの曲が漏れている。

そう、ここは妹の部屋だ。

俺は足音を立てないように、右へ曲がる。

すると、正面に3つ部屋が並んでいるのが見える。

その中で自室は真ん中の部屋だ。

俺は迷わず自室へと向かい、思いっきり扉を開け放ち、スクールバックを放り投げた。

部屋は片付いている。

俺は案外几帳面ではあるが、やはり男だ。

女子の妹からすればまだまだ汚いらしい。

なので、妹が俺の部屋を覗いて、汚いと思えば勝手に掃除をしておいてくれる。

だから、部屋は綺麗なのだが・・・何と言うか、それが仇になることもある。

詳しことは聞かないでくれ。


「えーっと、神谷先輩から電話を待ってる間にしなきゃいけないこと、何かあったような気がすんだよなー。なんだったっけな。えーっと・・・電話電話電話電話?あ!!京香だ!!」


俺はそのやらなきゃいけないことを思い出し、慌てて先ほど適当に放り投げたスクールバックの方へと駆け寄った。

そして、その中から携帯を探りだし、着信履歴を見た。

すると、ちょうど1分前に掛かってきていたところだった。

1分前と言えば、ちょうどスクールバックを玄関に放置していた時だ。

俺はまたしても慌ててコールバックをした。

すると、スリーコールで声全体を見れば嬉しそうだが、語尾はなぜだか悲しみを秘めた声の京香が出た。























「あ、もしもし?儷くん?さっき掛けたのに、出てくれなかったね。」