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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: モノクロストリート−どんな色でもそれが道じゃなくても− ( No.10 )
- 日時: 2012/10/12 17:54
- 名前: にゅるあ ◆6YRzs3gfaA (ID: GVtNG5zB)
「今日は解散だ。基本的に仕事ができたら呼ぶから。あー、舞香、気が向いたら来る感じでいいけど、人足りないからできたら来い」
「はい!」
「んじゃー、もう勝手に帰っていいよー」
「じゃあこれで失礼します。えっと、呼ばれたらなるべくきますね!」
そろそろ7時になりそうだったので、私はいそいで帰ることにした。
「あ、私も帰るね。また今度」
「僕も……舞香ちゃん、莉唯ちゃん、一緒に帰ろ?」
「うん!」
同い年くらいの友達ができて、嬉しい。
それも、自分と同じように能力を持っている人たちで、学校で話している友達と話すより気楽に感じた。
後ろからつぐみさんの声が聞こえた。
「じゃあねー、また今度きてね!」
「裕翔も一緒に帰ったら?」
「やめとく。俺がああいう雰囲気でしゃべれるタイプだって知ってるだろ。女しかいないしな」
(ゆー君……)
「お前は帰んねーの?」
「今からちょっとした仕事がねー。もう出かけるんだけどさ」
「へえ。大変だな」
「ん、じゃあもう行くから。またね」
「おー……」
つぐみは、着ていた服のフードを深めにかぶると、外へでていった。
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