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Re: モノクロストリート−どんな色でもそれが道じゃなくても− ( No.2 )
日時: 2012/10/12 17:36
名前: にゅるあ ◆6YRzs3gfaA (ID: GVtNG5zB)

「おい、つぐみ」
フェンスの上から飛び降りてきた男の人。茶髪……というより金髪。
「おー、裕翔か。何、いつからみてたのー。悪趣味だな!」
「いや、お前どうせ気づいてただろ」
どっちが悪趣味だよ、とため息混じりに言う男の子は裕翔と言うらしい。女の人がつぐみさん?
「そうそう。私がつぐみね」
「なっ?!」
私が考えていることに返事を?絶対声にはだしてない、はず。
「お前、そろそろ教えてやれば」
「リアクション面白くってさー! ほら、君らじゃ驚いてくんないでしょ? 新鮮っていうか?」
「お前な……」

「私は人の心が読めるの。舞香ちゃんと同じで『能力』が使えるってこと。裕翔は回復能力ね。地味でしょー?」
「地味とかいうな。」
いくつか質問したいことはあったけれど、とりあえず
「私に何か用があるんですか?」
「用っていうか、私たちと一緒に働いてくれないかってこと」
「……は?」
言っている意味がよくわからない。

「私たちは、なんでも屋? みたいのやってんの。依頼受けて、それを解決する仕事ね」

「別に今答えなくていーけど。気向いたら日曜、ここ来いってこと」
つぐみさんから、簡潔すぎるような説明を受けてから紙を渡される。
それからすぐに二人は帰っていった。