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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: モノクロストリート【参照100突破!】 ( No.20 )
- 日時: 2012/10/14 18:46
- 名前: にゅるあ ◆6YRzs3gfaA (ID: vBQZrbVQ)
うわ、変なこと聞いちゃったな。と思って、慌てて目をそらすと。
ガタンッ!!
すごい音が聞こえて音のした方を見ると、
「裕翔、君?」
「そ、そんなことねえから!! 全然! 全く!!」
裕翔君がいきなり立ち上がって、その勢いで椅子が壁に当たったようだった。
「は、はい……? そうです、か」
再び、気まずい雰囲気になる。
すると、後ろから声が聞こえた。
「こんにちはー、あれ、二人だけ?」
莉唯ちゃんが来たようで、一人増えたことに安心する。
「ていうか、すごい大きい声聞こえたんだけど。あれ裕翔君?」
「……あぁ、悪い」
「何の話してたのー?」
「えっと、つぐみさんの?」
そこまで私が言ったところで、莉唯ちゃんが笑い出して。
「えー、ついに舞香ちゃんにも気づかれちゃったのぉ?」
「うるっせ……」
「……?」
「裕翔君はねぇ、つぐみちゃんにベタ惚れなんだよねえ」
「んなっ!」
反論しようともしないところ、本当にそうなんだろうか。それにしても、今日の莉唯ちゃんは、ちょっと雰囲気が違うような?
「お前今日、裏でてるだろ」
「えー? そうかなぁ? お前がヘタレだからだろ」
「後半誰だよ」
「でもさ、それってもう本人にバレてるんじゃないのー?」
「つぐみさんの能力なら、そうだと思うけど」
「だって、私達に分かっちゃってるんだよ? つぐみちゃんに」
「ただいまー」
「「「うっわ!!?」」」
つぐみさんが帰ってきていたようでその場にいた三人は、思わず肩が跳ねた。
「えー、何その反応。傷つくわあ」
「つ、つぐみちゃん、おかえりー」
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