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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: モノクロストリート−どんな色でもそれが道じゃなくても− ( No.5 )
- 日時: 2012/10/12 17:37
- 名前: にゅるあ ◆6YRzs3gfaA (ID: GVtNG5zB)
8月26日 午前9時55分……ついたところは、二階建ての建物。空いているようなので中に入ってみると、椅子と机、何かの資料の本やファイル、白黒な家具や壁紙が印象的な部屋だった。
階段があり、その前には
『用のある方は上へ!』と書かれた看板があった。
二階にいくと、もう何人か集まっている。裕翔君と、ポニーテールのふわふわした感じの女の人、ボーっとしているおんなの……いや、男の子。
「あの、」
「えっとぉ、野々宮舞香ちゃん?」
ポニーテールの女の子が話しかけてきてくれた。歳は自分と同じくらいかな。
「あ、うん、そうだけ「わ、すごーい! 瞬間移動ができるんだよね?」
「すごいなぁー。かっこいいよね」
「そんなことないよ! 人前じゃ使えないから、あんま使うことないし」
同い年くらいの女の子に会えたのが嬉しくて、話していると階段をかけあがる音が聞こえた。
「ごめん、遅れたー!」つぐみさんが入ってきた。
「……つぐみちゃん、おはよう……」
「お、舞香ちゃん来てたんだー」
「ど、どうも!」
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