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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ■□スクエア□■ ( No.28 )
- 日時: 2012/09/17 11:57
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
第六話■恋愛感情■
わたしは学校の帰りに、智のお見舞いに行くことにした。
智の大好きな生クリーム入りプリンを2つと、温かいお茶を近くのコンビニで買って智の家に向かった。
■ ■ ■
「お見舞い、来てくれてありがとう……」
智の弱々しい声が、部屋に響く。
「ううん、全然」
智は、安心そうな顔をする。
「あ、そうそう智の大好きな生クリーム入りプリンと温かいお茶。買ってきたよ」
「ありがと……」
智はゆっくり優しく微笑んだ。
「はいっ」
店員の人が付けてくれた、プラスチックのスプーンとプリンを智に渡す。
「2つあるから、いっぱい食べてね」
「舞も一緒に食べよ」
智は優しく笑った。
「ううん、いいよ食べて」
「一緒に食べた方がおいしいから」
智の優しさを無駄にすることは出来ず、わたしもプリンを食べた。
甘くてとろけるプリンにたっぷり乗ったふわっとしたなめらかなクリームは確かにおいしかった。
「おいしいね」
智は笑顔だった。
いつもはクールな智だけど、熱のせいでその雰囲気すらない。
「あのね、舞」
「ん?」
智はいきなり、真剣な顔になった。
「どうした?」
わたしは笑顔で智に聞く。
その笑顔も虚しく—————
「わたし、亮太のこと好きなんだ」
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