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RE:第4話更新 ( No.10 )
日時: 2012/09/16 16:07
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)

第4話 【 熾天の回想】

俺には両親がいない。事故で二人とも死んでしまったそうだ。
しかし、俺には身寄りがあった。父の姉にあたる叔母さんがいた。
叔母さんは、とても優しい人で、両親が亡くなってすぐに俺を引き取って、養子にしてくれたそうだ。当時俺は3歳で、そんなことはとても覚えていないが、叔母さんがとても良い人というのはよく理解しているし、親の様に思っている。
ただ、名前の須佐之男命はすでについていて、そのままにしたらしい。両親よ何故この様な仰々しい名前にしたのだ、叔母さんよ何故もう少しソフトな名前に変えてくれなかったのだ…まぁいいか。
そして今年、俺は第一魔術高等学校中等部に入学することになって、この首都都市Xで一人暮らしする事にしたんだ。
まぁ、筆記試験ではとても合格できる成績ではなかったんだけど、小学校卒業時の魔術測定で5種類の魔術を使ってみせ、使用可能魔術3種類以上という筆記試験の除外条件を大きく超えた成績を見せ、奨学金まで出してもらえる事になって、この学校に入学したんだ。(しっかり筆記試験はやらされたが…)
「さて、明日からの学校生活に備えて寝るか…」
パチッ、電気を消して、布団へLet's Go!

寝ながら思考中
そう言えば、試験結果の除外条件に威力値1000越えというのもあったな。
炎属性のみを使う智でさえ500位、これでも昔1度町1個燃えそうになったんだよな。(状況が状況だったけど)
1000越えってもはや天災をも超えるのでは?そんな奴もいるかと思うと、ゾッとするな…それに比べ、俺はどの属性も2、3程度、そよ風や種火作り位にしか使えない。測定の時教師が微妙な顔をしていたのが目に浮かぶ…….…グスン、あれ、涙が…もう何も考えず寝よう…

しかしこの時、まさか俺たちがあんな事に関わるとは思ってもいなかった。

第5話へ続く・・・