コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照50突破!コメントお願いします ( No.13 )
- 日時: 2012/09/14 19:53
- 名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)
第6話【乱入者・前半】
教室にて…
「忘れ物は何とかなったな」
「職員室に使う物が余分にあって良かったね」
「 職員室の先生方には怖い顔されたが、まぁ結果オーライだ」
ワイワイ、ガヤガヤ……
「さすがに新入生が集まってるだけあって、浮ついてるというか、賑やかだな」
「まぁ、日本全土から生徒が集まってるからね」
ガラガラ
「はーい、静かにしなさーい」
「おっ、先生が来たのかな?」
みんな席に着き、教卓の方を見る。
しかし、教卓の方に先生らしき人は見えない。すると、教卓の下で木の箱が動きだし、教卓の後ろに隠れると
「はーい、こんにちは、このクラスの担任の赤白 造花でーす」
という声と共に見えてきたのは小学1、2年生ぐらいの女の子で
「今、私を幼女だと思った人、これでも24歳ですから。」
とても信じられない事を口走った。しかも、
「もう年齢については聞かないように」
などと言っている。
まぁ、自分でそう言ってるんだから仕方が無い。
先生は出席を確認し始めた。そして、3人目に差し掛かった時
「緊急のお知らせです。12歳クラスのチャレンジャーが現れました。」
何やら物騒な放送が流れてきた
「げっ、いくらなんでも早すぎじゃない」
先生がなにか嫌な予感を漂わす言葉を発している。
「公正な抽選の結果、対戦者は1年1組出席番号9番、16番、24番の三名に決定しました。該当者は直ちに準備をして第一実験舎へ来なさい」
放送は、言う事は言ったとでもいうように途切れてしまった。すると
「熾天、大黒、ニケは私について来なさい。他の者は自習にしているように。」
そういうと、先生は教室を出た。
「何なんだ一体」
俺が先生について行こうとすると、智と一人の女子も動き出した。
その女子がニケと呼ばれていたのを思い出し、その女子の顔を見た。
顔立ちが整っていて、和風美人、大和撫子と言った所か。さっき男子がすこし 群がっているのがよく分かる気がする。
「この人が主席者の……」
だが、今はそれどころでは無い。教室から出て三人は先生のあとをついて行った。