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- Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照100突破!コメントよろしく】 ( No.14 )
- 日時: 2012/09/16 00:08
- 名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)
第6話【乱入者・後半】
今は、廊下を軽く走ってる所だ……
ロリ先生について行った所走り出したのだ、教師なのに。
俺の前には、智とニケさんがいる。そして、俺たちは沈黙のまま目的地の第一 実験舎と思われる場所にたどり着いた。
校舎裏に在るその建物は大きめの3つの建物が集まってできている。
その時、先生がしゃべり出した
「さぁ、ついたんだけど……」
「一体、これは何なんですか?」
俺が当然の質問すると
「これが、魔術対戦編入制度ですか……」
「これがそうなのか……」
「ええ、そうよ」
なぜか、みんな知った風な事を言っている。
「あのー皆さん、これは一体どういう事でしょうか?
すると、3人ともこっちを向きけげんそうな顔をする。そんな中、智が口を開いた。
「そう言えば、君はお知らせの紙を読んでいなかったね。」
智による説明では、この日本にある魔術学校にはランクがあって、魔術学校に属する者は、より上位の学校に魔術を使った対戦を要求し、それに勝利出来れば、ちょっとした学力テストに合格するだけでその学校に編入出来るそうだ。
そして、この第一魔術高等学校中等部は第一位にある学校だという。
「で、その抽選に選ばれた俺たち3人がその相手をしろと」
「いいえ、それだけでは無いわ。負けた上位にいた学生は対戦相手の学校に編入する事になるの」
ニケさんはそう言った。
「なんだとっ、そんな理不尽な」
「まぁ、それが前提の魔術学校だからね」
「3年前、この学校に来たチャレンジャーが大怪我負わされて以来チャレンジャーはめっきり減って、特にこの学校には1人も来てなかったんだけどねー、まさかこんなに早くからくるとは……」
「先生、それは俺たちも大怪我する可能性があるという事でしょうか?」
「対戦は先生が監視してて、危なくなったら止めにはいるから大丈夫!」
大丈夫って……
「これは、1対1を同時に3つやってその勝利数で戦うチーム戦だから、自己紹介しとこうよー」
先生、なんて呑気な……
「私はニケと言います。雷属性を使います。よろしくお願いします。」
これはお堅い方で
「僕は大黒智。炎属性です。よろしく。
その言い方は何かの流行りか?
「俺は熾天須佐之男。属性は……まぁ聞かないでくれ。よろしく。」
その流行りに俺ものってみた。
「じゃあ、1人1部屋に入ってね〜いってらっしゃーい」
グイグイ
「ちょっ、押さないで、説明がまだ足りな、ウワッ!」
ガチャ
「あっ、閉められた」
こうして、入学早々俺のいや、俺たちの命がけの戦いは半ば無理矢理始まった。