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Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照100突破!コメントよろしく】 ( No.16 )
日時: 2012/09/16 16:05
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)

第7話【智の戦い】

無理矢理戦いに参戦させられたのは俺だけでは無く、他の二人も命がけの戦いに参戦していた。
これは、智の戦い。そして、彼の新たな可能性の原点。

彼は一面真っ白のかなり大きな空間の中に居た。確かに戦いには十分そうだ。
「さて、僕の相手は……」
ガチャ、タッタッタッ
反対側の扉から1人の女子が入って来た。そして、放送がかかる。
「それでは、戦闘を開始して下さい」
目の前に立つその女子は金髪でお嬢様の様な雰囲気がする。
「君だね、対戦相手」
智は笑顔を崩さない。
「大黒智さんですね。私は水野理沙と申します。よろしくお願いしますわ。」
「理沙さんだね、よろしく。良ければ属性を教えてくれないかな」
「あら、挑戦者にそんなこと聞くんですの。プライドがないのですか?」
「いやぁ、まぁ、これが初めてだからちょっとね」
「まぁ、良いでしょう。公平な戦いで無ければ実力は示せませんからね。私は水属性ですわ。」
「ヘェ〜、名前通りだね。」
「まったく、口の減らない方ですこと」
二人の間には静かな、しかし冷たく、また熱くもある闘志が溢れ出ていた。
互いに睨み合う二人、話す間も力を集中し続けていた。
そして、二人共同時に力が限界まで溜まった。互いに初撃で怯んだ方が負けると確信していた。互いに自分が勝つと確信していた。
「貴方が負けて教師が止めに来たとしても、私は手を止めませんわよ」
「そりゃ怖いね、気をつけなきゃ」
そう言って両者とも1歩目を踏み出した。


ついにバトル開始!第8話に続く