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Re: 第一魔術高等学校中等部 【参照100突破!コメントよろしく】 ( No.19 )
日時: 2012/09/23 23:30
名前: 3年い組 (ID: ZEtdBFlK)

第9話【異能deマッチング】

ガチャ
先生が止めにきたのか。
だけどもう間に合わない。
サヨナラみんな、ごめんスサノオ。
バン!
そして、彼は吹き飛ばされた……

「あれっ、生きてる」
しかし、彼は真っ二つにはならなかった。
ドンッ、ドカン!
「うっ」
そして、なぜか理沙も吹っ飛んだ。
そこにいたのは
「造花先生」
戦闘とは無縁そうな幼女体型の赤白造花だった。
「死を覚悟した様な顔しちゃダメですよ〜」
さっきと、少し雰囲気が違う
「何で先生が」
「何って〜、止めに来ました〜危なそうだったし〜」
「いや、そうですけど、何で先生みたいな戦闘とは無縁そうな人が」
「何ですか〜、私じゃ不満なの〜」
「いや、こういうのって、もっと強そうな人が来るべきでは」
「馬鹿にしないの〜、私は先生の中で10本の指にはいる程強いんだぞ〜」
しかし、助かったのも、つかの間。
「よくもやってくれましたわね。」
理沙は起き上がって、こっちに近づいてきている。
「教師が来ても手は止めないといったでしょう。くらいなさい」
また、水の刃が造花と智に飛んでくる。
「りささ〜ん、相手の能力も知らずに、やみくもに攻撃しちゃダメですよ〜」
その瞬間、水の刃が消えた、いや蒸発したのだ。
「さっき僕が真っ二つにならず、吹き飛ばされたのは、蒸発の際の風圧のせいだったのか」
「スケラビュートを一瞬で蒸発させるとは。あなた炎属性ですね、それも相当強力な。」
「考察、推測、良いことです。でも、当たってなかったら、どうするんですか〜。でも〜、今回は特別です。教えてあげましょう。これから勉強することですけど〜魔術には基本属性以外に〜、稀に世界で1人しか持ってない破格の能力、オンリーアビリティというのがあるんです〜。私のはそれで〜、私はマッチングって呼んでます〜。その能力で理沙さんと智君の能力をマッチングして、水蒸気しか出せなくしたんですよ〜」
「なっ、そんな能力があるんですの」
「あるんですよ〜。うーん、この格好だと話しにくいですね〜」
そう言うと、造花は頭の髪飾りをゆっくりと取った……


遂に二桁!第10話に続く!