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【 第三十話 】





「・・・え、何でそんな輝いているんですかね？・・・友香さん」




友香は、今まで見せたことがないんじゃないか、と言うぐらいに笑顔で、目をきらきらさせていた。わたし、今変なこと言ったのだろうか？今の言動を振り返ってみるが・・・別に言ってない気がする。素直な事を言っただけで——・・・。





「あああん！もうっ、真優可愛い！」
「う、ひゃあっ」




そう言って、ばっと友香が抱きついてきた。勢いのあまり、わたしは倒れてしまうが、友香は構わずわたしに頬ずりをしてくる。正直言って、仰け反っている腰が痛い。



「そんな好きなら、尚更会いに行こうよ！」
「え、いや、あの・・・」
「もう手加減しないよ！はい立って立って！行くよーっ」
「あ、うわ、イテテ、ちょっ・・・」




どうやら、今までのは本気の力じゃなかったようで。先程のか弱い力とは打って変わって、腕が引きちぎれるようなパワーで、友香はわたしを引きずっていったのだった。