コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:   右 側 の 特 等 席 。   ( No.142 )
日時: 2012/11/11 19:17
名前: ゆえ ◆Stella/Y/Y (ID: A1dNtRhx)


【 特別小説 】



「どうも、真優です!本小説をクリックして下さり、ありがとうございます!」
「ども、翼です」
「友香です!はろー!」
「真希です」


そして地の文はこの俺!ゆえだあああああ!パンパカパーン!
きたぜ俺のターン!待ってたぜ!はっはっは!



「いいよ皆、この変態作者は無視して」
「真希くんクール!じゃあ無視しよっと」
「そうだな、無視が一番」
「じゃあ、さっそく始めよっ!」



ちょ、皆何それ冷たい!寂しい!寂しいよ!



「皆は今日、何の日か知ってる?」
「唐突だな真優!てか知ってるよーん!ポッキーの日でしょ?」
「何それ」
「泉弟、知らないの?俺でも知ってるよ」



そう、今日十一月十一日は、ポッキーの日なのである。
え?なんでいきなり真面目になったのかって?
そうしないと話が進まないからさ!



「そう、友香正解!だからさ、皆でポッキー食べよ」
「え?ポッキーの日と言えばあれでしょっ」
「うん、あれだな」
「・・・うん、あれ」
「真希くんまで何?てか、あれってなあに?」



友香と翼と真希が、顔を見合わせてうんうんと頷く。
よし、じゃあ皆で声を揃えて、せーの!



「「「ポッキーゲーム」」」



あったりー!ビンゴ!
ポッキーの日と言えば、ポッキーゲームだなんていう偏見は俺だけかもしれんが、ゆえワールドではポッキーの日=ポッキーゲームと言うのだ。



「・・・ぽっきーげーむ?何それ?」
「ええっ、真優知らないの?」
「純粋すぎるだろ・・・」
「てか俺も知らない」
「真希はただのバカ」
「お前友香殴るぞ」
「きゃー真希さんこわーい」



友香と真希がいちゃこらしてる隣で、真優はまだポカーンとしたままだ。
そんな真優を、翼はニヤッと笑って見て、ポッキーの箱から一本、ポッキーを出す。



「広瀬、やってみるか?」
「ふえ?」
「ポッキーゲーム」



そう言って、翼は真優の答えを待たずに、真優にポッキーを咥えさせ、逆方向から自分も咥える。おいお前ら何してる。



「んう!?」



おー、真優の反応カワユス。萌え萌え。やっぱ純粋だな。
俺がそう思っているあいだも、翼はどんどん距離を縮めていく。多分、からかっているのだ。


距離がもうすぐ、ゼロセンチ・・・。



「チェスト———!!!」
「ごふっ」



その時、友香が翼の頭に肘打ちをかました。真希も、翼の背中を蹴る。



「あんた、あたしらの真優に何してんの!てかルール守れアホんたれ!」
「ざけんなよ、この変態・・・」
「ちょ、すんません、からかっただけです、うわあああああ」
「ドキドキしたあ・・・」



結局その日、翼はふたりにボコボコにされた。


さて、皆さんは、今日ポッキーを食べましたか?
俺は食べてません。てか今日一歩も外に出てません!決してニートではありません。
では、いいポッキーの日を!



(ポッキーの日特別小説  2012/11/11)