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【 第七十七話 】




次の日の朝。いつも通り友香と真希くんがわたしを迎えに来てくれた。やっぱりふたりはそわそわしてて、特に友香。昨日わたしが色々言ったから、元気がないかも・・・と思ったけれど、別に元気がない、と言うわけではないみたいだ。


逆に・・・・・・、告白する前の女子みたい。


友香、もしかして覚悟決めたのかな？
伝えたら——、どうなるんだろう。
それは、釘を刺しておいて無責任だけど、わたしには分からない。
だって、それは。



・・・運命は、ふたりが決めることだ。
幼馴染と言っても他人のわたしには分かるはずもないし、決してすごく仲が良いと言うわけではないけれど、深い深い絆で繋がっているふたりに、わたしが入り込む隙間なんて本当はないのだから。


・・・願おう、わたしにできるのはそれだけ。



どうか神様、ふたりを幸せに——・・・。