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Re: 臆病な人たちの幸福論【『瀬戸ssをルゥ様に捧げる!』更新!】 ( No.305 )
日時: 2013/02/17 14:37
名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: l6pfUsAS)
参照: この話を、無理やりルゥ様に捧げる!!!!

後書き

 不登校になって、二年以上が過ぎた。相変わらず、私は不登校である。
 けれど、最近は思い出しても、そこまで辛くはなくなった。学校も、そこまで嫌いではなくなった。普通に学校に行けるようにもなった。
 少しずつ平気になっていく中、私はある「危機」に気付いた。

 ——ひょっとしたら、このまま過ぎれば、不登校の時の辛さを忘れてしまうんじゃないか。

 それはそれで、いいのかも知れない。けれど、そうなった時、同じ不登校の人が目の前に居て、何か声を掛けられるだろうか。
 辛いことは辛い、のままじゃなくて。同じく辛い目に合っている人たちの、何か力にならなければならない。ただで済ませるもんか。それが私の第一にしている理念だ。



























 ……と、いうわけで、この話が出来たわけなのでございますー!!!!!!!w
 いや、あのね? まだ「脱☆不登校」してない私が、あんま偉そうなこといえないんだけどね? ただね、学校がそこまで嫌いにならなくなった私に、何か出来ること、と思いまして、このお話を考えたのでございまする。

 不登校の理由って様々だと思うけど、中々復帰できない理由って言うのは、案外共通していると思うのですよ。
 それは、「私がここに居たら皆に迷惑かかるんじゃないか」ということ。
 完成された和の中に、不純物が混じったような、そんな感じ。「私はここに居ないほうがいいんじゃないか……」そんな不安があったりするよね。え、しない? えー……。
 まあ、そういう人の場合は、「実は皆が皆足を引っ張ってる」って、気付けば万事問題無し。
 足を引っ張るのは当たり前。例えば、合唱コンクールの時、クラスで一致団結しなくちゃならない時、男子って恥ずかしいのとめんどくさいので、良くサボるよね。「かったるいなー」とかいって、カッコつけてるよね。見てるだけでも恥ずかしいよ…え? お前一体男子に何の恨みがあるって? 数え切れないほどあるわ。
 で、真面目にしたい女子は男子に攻撃的になるし、はたまたは泣き出しちゃう子もいる。でも結局皆で頑張って、コンクールの日にはちゃんと間に合わせる。
 それで、いいんじゃないかな。今足を引っ張っていても、すぐに直そうとか思わなくて。それが、一つ目にいいたかったこと。




 二つ目。「学校に行かなければならないと思うほど、体が拒絶する」ということ。
 簡単な話にすれば、学校で凄く傷ついた時、私は「すぐ学校に行かないようにして」という。不登校は確かに逃げだ。でも、タイミング良く逃げなくちゃ、癒すのにとても時間がかかる。
 私の場合は、瀬戸君と同じ理由で、教師とそりが合わなかったからだ。無理して半年いったけど、休んだ途端、二年以上もかかった。
 その時、しょっちゅういわれたんだ。「学校に行きなさい」「行かないといけない」って。

 でも、身体が「嫌だ」と訴えているほど、行く価値はあるのかな?

 結局、限界が来れば、どん底までに堕ちていく。それで、癒そうとするたびに、傷口に塩を刷り込めるって、凄く痛くない?
 バカなのかな、大人は? 放っておけば、すぐに治るのに、わざわざ傷口を悪化させるようなことばかりいって。そう思ったことは、一度だけじゃない。
 だから、無理かもしれないけれど、「学校に行かなくちゃならない」って考えは、とりあえず一旦捨てて。苦しいことは、苦しいままだし、傷跡は多分一生残るんだと思う。だから、その上に楽しいこととか、幸せなことだと思うことを、上書きするしかない(これは母がいっていたコトだけど)。
 とにかく、苦しいって思ったら、まず散歩に出かけてみよう。めんどくさいと思ったら、図書館まで足を運んでそこで本を読んでみるといい。それだけでかなりまぎれる。ハズ。多分。図書館に行くのもメンドイなら、自分で考えて。うん、これ以上は流石にわかんない(汗


 後、読んでないかも知れないけれど、不登校のお子さんを持つお母さんたちに。
 不登校の子達は、「学校に行け」といわれなくても、八割がたは自覚していると思う(計算は適当だけど)。そして、その中の七割がた(計算は適ry)は、「学校に憧れを持ってないわけじゃない」子達だと思う。というか、私はそうである。
 けれど、希望や憧れを持っていても、行けないってコトは、まだ今は無理、ということなんでしょう。
 最近、「あ、学校に行こうかなー」って考え出した私は、そう思うときストン、と自分で思ってすぐに行動することが出来るようになっている。誰かにいわれたから行動するんじゃなくて、自分で行動するようにまでには、多分お子さんは成長している(ハズ)。確かに私たちは「やらなくちゃいけないこと」を「やれない」子なんだろうけれど、「自分で考えることも出来ない」ほど、弱くも無い。

 なんて偉そうなこといってるけど、やっぱり私も子供なワケで。「どうして、自分は出来ないんだろう」と自棄になることも、ままある。うん。そこは否定しない。だって癇癪持ちの頑固ちゃんだから。
けれど、それを受け止めてくれる人が居なかったら、私はここまで回復はしなかったかなあ、と、周りの大人に感謝している。
中々母とは分かり合えなかったし(人一倍子供のことを理解してくれる人だが)、父は……まー、それは置いといて。それでも、色々手を貸してくれたし、何よりも直接的に手を貸した人や、間接的に手を貸してくれた人(私じゃなくて、私の母とかに)が多かったお陰でもある。

 だから、希望がある不登校少女(何じゃそりゃ)として、大人に頼みたい。
 ワケが判らない辛さとか苦しみを、静かに受け取って欲しい。
 勿論、それが並大抵なことじゃないことは知っている。が、本来大人というものはそうではないか、と勝手に私は決め付けている……というか、そう願っている。
 責めるよりも、一日の楽しかったことを、さりげなく聞いてくれればいい。少なくとも、私はそれでかなり助かったし、私のように考える子は、沢山居るはずだから。





 ……いっぱい、書きたかったことはあるけど、そろそろ手が痛くなったので。
 ここまで読んでくださり、そして応援してくださり、真にありがとうございました。感謝感謝で、私の頭の中にある言葉のボギャリーじゃ、書きつくせません。

 では、難しく考えず!!! 引き続き、この小説をお楽しみくださいwww
 以上、やっぱり寒い肥前地方からお送りいたしましたw