コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 臆病な幽霊少女【第二部の次回予告!】 ( No.54 )
- 日時: 2013/12/10 20:43
- 名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: MuUNITQw)
- 参照: 今さらですが。
登場人物紹介です。ネタバレ注意。
宮川諷子(ミヤガワフウコ)
『臆病な幽霊少女』の語り部。本作のヒロイン。
十六歳……プラス半世紀以上。つまりババ(ry 通称フウ。
結核で亡くなったと思ったが、兄の嫁ぎ先である神社の桜の木下で冬眠して生きていた。埋められて半世紀以上、自分の家が建っていた場所に高校が建てられ、生霊として高校に住んでいた。本人には生きている自覚がなく、半世紀以上人の目に触れられず、しかし何故か七不思議として語られていて、本人は不満げだったが、中々いい時間を過ごす。だが、同時に孤独も募っていた。
自殺しようとする健治を止めたことで、健治だけには姿を捉えられ、触ることも出来るようになる。しかし、それと同時に生きている頃のことを思い出してしまい、さまざまな想いがバクハツしてしまい、健治の前から消える。
その後一年ほど経って、諷子の身体が掘り出され、冬眠生活からこん睡状態へ変わる。こん睡状態の場合、彼女の意識は夢想の世界にあるものの、肉体とリンクしており、会話も聞こえていた。その時、自身が生きていることを知る。
人格が歪んでしまい、生きることを拒絶するが、健治の必死の想いが通じ、こん睡状態から抜け出した。
その時足が腐っていて切断することになるが、本人は気にしていない。
光田の所に養子入りし、かねてから憧れた学校生活を送ることとなる。
大和なでしこのようだが、口は達者。
実の兄は小説家で、本人も宮沢作品を好む読書家。
外見は腰まである黒い髪に赤いリボンをつけ、制服を身に纏っている。>>49
三也沢健治(ミヤザワケンジ)
『泣き虫な文学少年』の語り部。全体的に、この作品の主人公。
初登場は高一。現在は高三である。渾名はケンちゃんだが、本人は嫌がっている。
父親は離縁して飛び出し、その父親似ということで、母親に嫌われて育った。人間不信な自分と、生きていることに嫌気が差して自殺を行おうとしたところ、屋上に居合わせていた諷子に止められる。その後、諷子のお陰でじょじょに成長し、明るくなっていったが、ある日諷子の正体が幽霊だと気付いた直後、諷子が姿を消し、また暗い性格に戻ってしまった。だが、諷子の言った事を忘れず、その後死のうとは思わないようになる。
諷子がこん睡状態だと知った後は、初登場の時とは比べ物にならないほど精神面が強くなる。諷子をこん睡状態から覚ましたが、足をなくしてしまったことを悔い、もっと早く助けに行けば良かったと思っている。
ヘタレツンデレだが、恋愛面としては男前かもしれない。鈍感だが。
そしてフラグメーカー。
壊滅的に絵が下手だが、恐らく虐待のことが関わっているかもしれない。けれど、ギャグ面として活躍しそうである。今後。
父親が宮沢作品のファンだった為、このような名前を付けられた。自身も宮沢ファンである。家は旧家で金持ち。
外見は艶がある黒い短髪に、整っている顔立ちで、誰がどう見てもイケメン。特に、瞳が印象的。
光田芽衣子(ミツダメイコ)
『怠惰な女性司書』の語り部。出番はぶっちゃけ主人公並にある美味しい人物。でも第二部では全然出てこなかった。クスン。
年齢は二五を越えてるぜ。ちょ、オバサンって言ったら本の角で殴るわよ。コーヒーもお見舞いするわ。何時もサボってるせいでついたあだ名が「ダメナコ」。諷子は「コーヒー先生」と呼んでいる。
結婚しており、息子も居た。子供は出来難い体質らしく、待望の子供だったが、ある日、一緒に横断歩道を渡っている最中に事故に遭い、息子を亡くす。ショックで引きこもりになりかけていたところ、旦那に司書の仕事を薦められて引きこもりから脱出した。が、まともに仕事なんてせずにコーヒーを飲んでいる。
健治には自身の息子と重ねており、気にかけている。だが、その気遣いが裏目に出てしまい、KYとなってしまうこともしばしば。
上記の理由で、息子の墓参りすら行かなかったが、健治の頑張る姿を見て、何かを思ったらしく、意識を取り戻した諷子を養子に迎える。
まだ息子との死から立ち直ったわけではないが、第三部以降少したくましくなる。
やっぱり宮沢作品が好き。後コーヒー。カフェインがないと頭が働かない。
外見はショートの髪型に、スカートの下に紺色のジャージズボンを履いている。化粧っ気はまるでない。
杉原雪(スギハラユキ)
『怠惰な女性司書』で初登場、『憂鬱な平凡少女』の語り部。もう一人のヒロイン。
初登場は高ニ。現在は高三。クラスの女子や司書には、名前で呼ばれている。
母親が浮気で離縁し、家庭崩壊してしまった青春を送る苦学生。絵が好きで、美術の道を選ぼうとしたが、父親の様子に耐えかねて安く近い高校を選ぶ。その学校では女子と上手くいくよう努力しているが、友人といえるほどの関係ではなかったが、第二部の事件をきっかけに、友好関係を築く事となる。
高一の時、事故に遭いそうになったところを、健治に助けられる。その事件と話してみて優しい人間だと判ったのがきっかけで健治に恋心を抱くが、ある日健治が暗くなり、距離を置く。だが高ニの時、彼の姿を見かけて再び恋心を抱いた。
事件当初は本当に無関係だったが、健治が諷子の為に頑張ろうとする姿に、自身も触発され、諷子の為に桜の絵を描こうとする。それをきっかけに、学校を巻き込んでまでのプロジェクトが始動することとなる。
健治や司書の勧めで、宮沢作品を読むようになる。学力は平均だが思慮深く、健治の独り言から諷子の存在も薄々気付き、諷子の生還後付き合っていると直感している。健治と一緒になりたいのは山々だけど、諷子が良い子で二人が幸せになってほしいと願っている自分も居る。
そして、彼女は健治と異母兄弟だということが判明してしまった。
外見は、茶色の髪をポニーテールにしており、足が細い。諷子はそれを羨んでいる。彼女は諷子の髪を羨んでいる。
瀬戸要(セトカナメ)
「あ、ダメナコ先生じゃなかー!」で初登場。ルゥ様が生み親。
黒髪、黒い瞳、たれ目。痩せ型で身長は172cmくらい。基本は制服で、私服はフード付きのものが多い。結構寒がり。
ちょっと似非っぽい佐賀弁を話す青年。五歳の頃事故で両親と死別し、その後施設で育つ。今じゃ明るくてお人よし、悩みがなさそうな明るい性格だが、中二まで不登校だったことが判明。意外と苦学生である。ヘビィな過去を明るくいっちゃうので、あまり知らない人には衝撃を与え、あまりにもな衝撃に聞いた本人も佐賀弁になっちゃうという、「瀬戸ショック」を生み出した張本人。
スポーツはすげえが頭はバカ。でも観察眼は鋭い。動物が大好きである。
第五部の主人公である。
第二部の重要人物>>427
第三部の重要人物>>487
第四部の重要人物>>509