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Re: *愛迷華* (実話) 74話更新! ( No.146 )
日時: 2013/08/08 17:51
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: pkkudMAq)
参照: また1から戻っただけ、

第七十六話『突然のお話』


楽しかった宿泊学習も終わり、水城依麻の苦手な球技大会も終わり——。
球技大会は、孝仁がサッカーで大活躍していて。
応援して終わった球技大会となった。


その後、孝仁と一回遊んだっきりドタキャンが多くなり——。
連絡もあまりとらなくなり、あっという間に十月。
十三日で、三か月。


だけれど、最近なんか距離がある気がする
……のは、気のせいかな。


——そう思っていた時、だった。






























「——私、退学するから」


学校が終わって帰り道、由良からの爆弾発言。


「……は?」


突然のその言葉に、私は固まる。
退学って、え。


「ちょ、もう一回言って」
「退学する」
「え、いきなりどうした」
「単位足りなくなったから強制退学」


確かに由良は日ごろからサボりがちだったし、テストの日でもサボったりしていた。
だけど、まさか強制退学だなんて——。


「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」


私は思わず絶叫。
由良は笑みを浮かべている。


「だから、明日で学校最後なんだ」
「ちょ、いきなりすぎでしょ」
「ごめんね、依麻」


由良は笑いながらそう言うが——。
その笑顔は、どこか寂しげだった。


「……由良……」
「だから明日さ、四人で写真撮ろう!」
「四人?」
「私と依麻と、孝仁くんと翔斗」


由良からの突然の提案。
最後に、四人で記念撮影——。


「私は別に、大丈夫だけれど……」
「孝仁くんにも聞いてみて!」
「わ、わかった」











こうして、突然の提案だけれど四人で記念撮影……という流れになったのだ。