コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *愛迷華* (実話) 74話更新! ( No.153 )
- 日時: 2013/08/13 21:56
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: x03fhwcN)
- 参照: また1から戻っただけ、
第八十話『強制終了』
だけど、そんなこともう言ってくれない。
わかってる。わかってるけど——。
そこで、孝仁から返事が来た。
from.孝仁
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
俺は冷めちゃったんだ、
もう傷つきたくない
ごめんよ
気持ちは嬉しいけど諦めて
じゃあな
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
初めて聞いた、孝仁の本音。
今まで孝仁の本音なんか、聞いたことなかった。
from.依麻
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
もう好きじゃないかもしれないけど
私は孝仁と付き合って
本当に幸せだったよ
こんな最低女なのに
好きって言ってくれて
最後まで信じてくれて、
本当に嬉しかった
だからもし元に戻れるのなら
今度はもう嘘つかないし
傷つけないし、
失った信頼取り戻せるように
頑張りたいし
まだ一緒にいたい
諦めてっていわれても
本当に好きだから簡単には諦めたくないし
諦められない
本当にしつこいけど
私は別れたくない
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
長くなったけれど、これが本音だ。
私は、別れたくない。
これが重くてしつこくても、私は——。
from.孝仁
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
悪いな、別れよう
俺の気持ちは変わらない
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
こう言われたら、もう。
これ以上、伝える事なんかできなかった。
これが、私の精一杯だった。
もう、私じゃどうしようもできなくて。
「……由良ぁぁああぁ」
私は泣きじゃくりながら、由良に電話した。
由良は驚きながらも全部話を聞いてくれて——。
≪諦めたくないんだったら、メールじゃなくて電話しな!!≫
私にこう言ってくれた。
——そうだ、文章だから伝わらないこともある。
私はそう気付き、由良との電話を終わらせ、孝仁に電話をかけた——が。
≪——留守番サービスセンターです≫
すぐに、留守番センターへいってしまった。
もう、届かないの?
伝える事も、出来ないの?
唇を噛んで、電話を切った数秒後。
from.孝仁
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
電話はやめろ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
孝仁から、こんなメールが来て。
思わず目を見開いて固まっていると、もう一件。
from.孝仁
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
俺たちは別れたからな
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
……強制終了ですか、孝仁くん。