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第十五話『ハチの好きな人』


from.ハチ
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知りたい^皿^？
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数分後来たメールは、その一文だけだった。
知りたい？　……ってことは、居るんだな。


from.依麻
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いるの？

小八のプライバシーの侵害にならないのなら、
知りたい^^*(笑)
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送信。
この時は興味だけでそう言ったが——。
なんで私は、こんなことを言ったのだろう。


from.ハチ
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うーん

風呂入ったら教える＾＾
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from.依麻
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お風呂タイムですか(笑)

いやでも、
小八が嫌だったら、
無理しなくても大丈夫だよ＞＜
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from.ハチ
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全然大丈夫だよ^^*

じゃあお風呂いってくる
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from.依麻
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ならよかった^^*
ありがとう！

了解☆
いってらっしゃーい!!
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そこで、ハチからの返信は途切れた。
私はその間違う人とメールをしたり、お菓子を食べたりして時間を潰していた。


ふと時計を見上げて、もう十時半か……と思った頃。
メールの着信音が、響いた。


「お風呂あがったのかなー」


私は一人でそう呟きながら、携帯を開けた。
案の定、友達ボックスにメールが入っている。
ハチだな。


私は呑気にそう思いながら、メールを開いた。


そこに書かれていた内容は、目を疑う内容だった。