コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *愛迷華* (実話) ( No.36 )
- 日時: 2013/04/29 22:03
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: cs0PNWSr)
第十六話『暴露メール』
from.ハチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
好きな人は…
水城です(照)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
…………はい?
思わず、思考回路停止。
……好きな人……水城……、え。
わ た し ?
from.依麻
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
え?///(笑)
水城って、水城依麻?(笑)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
それだけを送ると、すぐに返事が返ってきた。
from.ハチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そうです(照)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
わああああああああああああああお。
from.依麻
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
水城依麻って私?(照笑)
本当ですか?(笑)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
どんだけ確認するんだって話だけど、それほど頭が混乱していた。
だって、好きな人、水城依麻って、え、
from.ハチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
マジです(照)
良かったら付き合って下さい
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「お、OH……」
私は思わず、声を漏らした。
ハチ、私が彼氏いるの知ってる……よね!?
そういえば、誠からメールで告白された時も同じような時期で同じような感じだったような気が……。
……あれ、デジャヴ?
from.依麻
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
気持ちはめっちゃ嬉しい^^*
小八は優しいし、いい人だと思う!!^^*
だけどまだお互いのこと
よくわかんないし、
最近はまぁうまくいってないけど
一応こんなんでも彼氏いるし、
まだ小八とは同じクラスになったばっかじゃん?
だから、これから仲良くなる機会はあるだろうし……。
まずは、友達から宜しくお願いしますm(--)m
私みたいなのに告白してくれて、
本当にありがとうね^^*
めっちゃ嬉しい///(照笑)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ごめんね、と打とうとしてやめた。
ここでは、ありがとうだ。
頭が混乱していたので、長文だし意味の解らない文章かもしれないが……。
何度か見直して送信。
しばらくして、ちゃんと全部読んだのかと疑いたくなるくらいの速度で返信が来た。
from.ハチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
分かりました^^*
そんな気にしてないから
そっちも気にしないでb
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
その文章に、私の胸は締め付けられるように痛くなった。
急いで返信を打つときに——。
ここで初めて、最初に「ごめんね」と打った。
from.依麻
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ごめんね><
わかったよ\(^^)/
本当ありがとうね♪
これからもよろしくね^^*
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
from.ハチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
もちろん^^*
こちらこそ宜しく^皿^
他にいい人いないかな〜
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
え。
切り替え、早くね?
思わずそのツッコミを入れたくなってしまった。
男子って、こんな切り替え早いの?
普通、やっぱ振られたら……立ち直れないもんじゃ、ないの?
from.依麻
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
よろしくね♪
どうだろうねぇ……(´・-・)
他に気になる子とかいるの?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
from.ハチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
う〜ん
いないな〜
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そこで初めて、ハチから絵文字なしで来た。
今まで、必ず絵文字がついていたのに——。
私、いけないこと聞いちゃったかな……?
そう不安になりながらも、返信を打った。
from.依麻
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そうかぁ(´・-・)
恋愛って難しいもんね……。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
from.ハチ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そうだね〜
じゃあね
寝るわzzz
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
返 事 素 っ 気 な い
私は軽くショックを受けながら、おやすみと返信を打った。
うぅ、ハチ……。
立ち直りが早いのか、強がってるのか、怒っているのか……。
よくわからないハチの言動に、私は混乱していた。
でもハチは、傷付いたと思う。
振られ続けていた私だから、わかる気持ち。
私がかけた言葉は、正解だったのか——。
ほんの少しでも、傷付かない振り方が出来たのだろうか。
悲しい。
なんだか涙が出そうになりながらも、堪える。
そして考える事から逃げるように、布団へと潜った。