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着ぐるみ探偵２—吉田芽呂—

<プロローグ>

———……神隠し、ふと消えていなくなるかのようにどこかに飛ばされてしまうという不思議な「伝説」。今まで信じてこなかったし、信じようとも思わなかった。
けど、『この事件』で信じる事しか出来なくなってしまう。
それでも、「事件の真相」だけを信じるのは私と、変な口調の着ぐるみ探偵———ただ二人。