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Re: ドタバタ行進曲【B組編】変人募集中w ( No.68 )
日時: 2012/11/26 09:32
名前: さくら (ID: de3JMXRw)

七話目

あなたは占いとか、予言とかを信じるか。

信じない??
何で??

だって朱利と遥華の予言はほんとに当たったんだよ??


雨どころか、もう台風に近い雨。

これじゃ、もう登山はできないなぁ。


「みんな!とりあえず、梺に戻るから一旦下山しよう!!!」

そういったのはいつもクールな珈琲瑠璃愛こうひめりあ。諦めがよく、いさぎのいい人だ。B組の中だと普通な方かな。

————…いや、待て。違う。


この子も結構な変人だ。


ココアが心っから嫌いな、ビター好き。
いつも水筒の中にはブラックコーヒーが入ってるくらいのコーヒー好き。



ということはもちろん心愛と対立する訳で。

二人ともお互い毛嫌いしてるけど、私は結構仲が良いんじゃないかなと思う。




————…だって似てるんだもん。


自分大好き、

ココア(またはコーヒー)大好き。


これを似てないって言う方が難しいと思う。


そんな瑠璃愛の方を見ると、恐ろしい事に心愛と対立していた。

「帰るって言ったら帰るんだよ!!」

「まだ大丈夫かもしれないじゃん!!」

「誰か怪我でもしたらどうすんだよ!!」

「でも思い出ないまま帰れって言うのもどうかと思うけど?!」


————…二人とも怖すぎ。

お互いを毛嫌いしている気持ちがひしひしと伝わってきた。


そこに下山するのに賛成の人が。

「わたくし、これ以上雨に濡れたくありませんわ!!!」


そう言ったのはマリーさん。(本名不明。)

お嬢様育ちらしく昔、伝記で読んだマリーアントワネットに似ている。

またまた賛成の声が上がる。

「機械ガ濡レル。早ク帰エリタイ。」

————…この声は、神代有栖(かみしろありす)!!
超電波系の女の子。

毎日必須のガスマスクはチャームポイントともいえる。



「ほら、帰りたい人もいるじゃん。」

瑠璃愛は勝ち誇ったように心愛を見る。


そんな時にまたまた下山するのに反対な人が。

「君たち、思い出と言うのは青い春の証だよ??」

そう言ったのはもちろん龍。
言う時にゴーグルが光ったように感じたのは気のせいか?


————…それにしても青い春って言うのは、『青春』の事だろうか…。



そんな事を考えてるうちにB組の考えはバラバラになってきた。



個性の固まりがぶつかっています。
どうしよう。






そんなとき、神の声。


「みんな!!!下山しよう!!!!」


相撲を取る前の力士の様な海野くんが言った。


————…来た!!さすがヒーロー!!



「思い出が作りたいなら、他の所で作りにいこう。この山は危険だ。」





—————…さすがです。

みんなが一気に静まりました。

「でもどこ行くのらー??」

芽呂が声を上げる。



「ゲーセンは??」
「遊園地!!」
「それじゃぁ、濡れちゃうじゃん。」
「あ、ほんまや。じゃあ、ラウンドワン??」
「ゲーセンやん、それ。」
「まぁな。」
「ゲーセンええなぁ。」
「そうだよ、ゲーセン行こうよ。」
「え、お金そんなに持ってきてない。」



声という声が飛び交う。


決断の一言は海野くんに任せるみたい。




「———…じゃあ、ラウンドワンだ!!!」




と、いうことで。

ラウンドワンにいく事になりましたとさ。