コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 第一話 ようこそれん毛同盟へ! ( No.3 )
- 日時: 2012/12/09 11:06
- 名前: 雪達磨 ◆1x97e8uwoc (ID: 2gJpuHi8)
ドヤ顔で登場する、茶髪の少年。
これは、
「今日も登場する、みんなのアイドル! ハゲだぜ! 間違えた、綺羅な!」
「ハゲって名乗っちゃったお」
「こんにちはハゲ。元気だなハゲ。今日もハゲてないのかハゲ。キャラ立たないぞハゲ」
「なにそれいじめ?」
彼は神崎綺羅。通称ハゲ。
ノリの良い話し方で、スタイルは良いのに勿体無いような性格だ。
「で、今日はなにしてんの?」
「れん毛のサイト作りだお」
「そんなんいるか? ただの変人の集まりじゃんここ」
と、綺羅が言えば、すかさず瑠璃が反論する。
「私のどこが変人だと? 唯一の常識人を忘れないで欲しいのだが」
「おう、そういうとこ」
「ていうか、れん毛のメンバーって、この四人だけなんだおね」
「……まあな」
「それでサイトっていらなくない?」
「増やすために開くんじゃねえの?」
「あ、なるほど。でも瑠璃ちゃんとかの友達に来てもらうってのは駄目なの?」
愛理がそう言うと、綺羅、莉緒の二人は驚いたような表情になる。
「あー……、そか。愛理ちゃんは知らなかったんだぬ」
「おう、いや、話しとけばよかったか」
「…………」
頭上に疑問符を浮かべ、へ?と首を傾げていれば、綺羅が話す。
「こいつな、ぼっちなんだよ」
「な、! 言わなくてもいいだろう!」
「いや、逆にまあこの性格で友達いたらすごいお」
「それ、なんかすげえひでえな」
「え、あ、なんかごめ……」
「謝らないでほしいのだが。惨めになるのだが」
と言ってからため息をついてすぐにパソコンに向き、また作業を続け出す。
「そんな瑠璃ちゃんの唯一の友達になってあげたのが莉緒ちゃんってことだお! はい拍手」
「しねーよ」
「あー、莉緒ってやっぱり友達たくさんいるの?」
とりあえず、愛理は話をそらす。
「莉緒はめちゃくちゃいるぞ、浅く広くって感じだけどな。告白だって一週間に一度は、な」
「そそ、正に才色兼備な女の子なんだお」
「すごくうざいな」