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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: キミソラ ( No.4 )
- 日時: 2012/12/14 16:55
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
第1章 やって来ましたシアレンス村!
春の月1日目
『チリリリリーン』
?「ん〜・・・」
『ぺチッ』
?「すぅーすぅー」
『ダダダダダダ』
『ドンッ!』
母「こらぁぁぁぁぁ千尋ぉぉぉぉ起きんかボケぇぇぇ!!」
ち「ひっ?!」
お母さんの怒鳴り声にビックリして飛び起きた美少女・・・それは私ちひろです♪
みなさまはじめましてっ☆
実は昨日私20歳になりまして〜・・・
母「あんたの事なんて誰も知りたくないわよ・・・。」
ち「なんで私の心の声をっ!」
母「そんな事してるしてる暇あるんだったらさっさと、着替えて仕度しなさい。
あんた今日から1人暮らし始めるんでしょ。」
ち「あ・・・ああ!」
そうだった!今日から夢の一人暮らし始めるんだった!
お母さんとくだらない事を話してる暇なんて私には1㍉もないんだった!!
ち「もう!お母さんひど・・・あれ?」
文句いってやろうと思ったらもうすでにお母さんはいなかった。
呆れて降りちゃったのかな?
とゆうかお母さんは私が今日からこの家に居なくなるのに寂しくないのか?!
まぁいいや、そろそろ着替えよう・・・。
着替え終わってキャリーバックを持ったら準備は終わり!
ははっ、もうほとんどの荷物は新しい家に送ってあるから、自分で持つ者はあんまないんだよね♪
そろそろ朝御飯を食べに行こう・・・。
ち「ふぁ〜お腹減ったぁ〜。」
『ガチャ』
お婆「おや・・・千尋今起きたのかい?」
リビングに入ると私の大好きなお婆ちゃんが優しく声をかけてきた。
お婆ちゃんは優しいから大好きなんだ♪
ち「うん。おはようお婆ちゃん♪」
お婆「おはよう。今日から千尋はいなんだね・・・お婆ちゃん寂しいよ・・・。」
ち「お、お婆ちゃん・・・。」
そうよ!私の待ってた言葉はこれよ!!
やっぱ普通の反応はこうよね〜・・・。お母さんがおかしいんだ。
だって、全然さびしそうじゃないし・・・。お母さんを睨みながら椅子に座った。
ち「おばあちゃん、私手紙たくさん書くね。」
お婆「本当かい?嬉しいよ。ありがとう千尋。」
ち「てへへ〜あ、そういえばお父さんはやっぱりいないんだね・・・。」
母「ええ、そうね。あの人は、忙しいしね。」
私のお父さんは警察官。いつも仕事熱心で私の大好きなお父さん。
だけど、かなり親バカなところがあって・・・
(父「まだお前に1人暮らしは早い!!どうしても1人暮らしたいというなら、家の近所にしなさい!!」)
って言ってなかなか1人暮らしを許してくれなかったんだよねぇ〜・・・。
だから今日から、1人暮らしをすることは父に言ってませ〜ん!内緒で家を出まーす。
うふふふ・・・お父さんが、帰ってきたらびっくりするぞ。
うふふふ・・・・。
母「千尋そろそろ、バス停に行ったほうがいいんじゃないの?」
お母さんにそう言われて時計を見てみると確かにそんな時間だ。
やべ、お父さんがビックリしてる顔想像してたら、遅くなった・・・。
ち「そうだね。お婆ちゃん、私お母さんとバス停に行ってくるよ。手紙、忘れない限りいっぱい書くからね!!」
お婆「手紙、楽しみにしてるよ。お父さんには、私とお母さんで言っておくから、安心してシアレンス村に行っておいで。」
ち「うん・・・・・ありがとう・・・・・お婆ちゃん・・・・。
うっ、ううあーん・・・・しくしく・・・・。」
いざ別れようとしたら急に涙があふれ出てきた・・・。
お婆「あらあら、この子は・・・ほらもう子供じゃ無いんだから泣かない。泣かない。」
そう言って、おばあちゃんはハンカチで涙を拭いてくれる。
なんだか恥ずかしくなって、
ち「お母さん、行くよ!」
家を飛び出でた。
『ガチャ、ギーバッタン』
母「あっ、ちょっと!そっ、それじゃぁお母さん、千尋をバス停まで送ってきますね。」
お母さんはすぐに千尋を追いかけた。
お婆「実いつまで隠れてるつもりだい。さっさと出てきな。」
父「あははは・・・・ババァにはばれてたかぁ・・・・。」
お婆「誰が、ババァだい。分かって、あたりまえだよ。なんたってあたしはあんたの母ちゃんなんだから。」
父「あ〜。だから俺、中学の時ぐれたのかぁ〜。納得、納得。」
お婆「納得するな!それにしても、千尋に何か言わなくてよかったのかい?」
父「別にいいよ。千尋は俺に似て、優しい子だから手紙を書いてくれようとしてるだろ?だからその時にでも、なんか書けばいいよ。」
おばあちゃん「親バカだねぇ〜。」
父「いや〜、それほどでもぉ〜///」
おばあちゃん「褒めてないよ!」
母「千尋・・・・・待ちなさい・・・・・ハァハァ。」
私は今バス停にいます。
なんか恥ずかしくって、家を飛び出したら、キャリーバックを忘れてどうしようかなぁ〜って思っていたら、お母さんが息を切らせながら持って来てくれたんだ。
それにちょうどノーラッド王国行きのバスが来たところだったからチョ〜ラッキー。
あっちなみに、私が住んでる場所は、東の国の中にあるハモニカタウンという町なのです。
すごいよね!近所どころか外国にお引越しするんだぜ♪
母「あんた何また、1人でブツブツ言ってるの?バス来たんだから、早く乗りなさい。バス行っちゃうわよ。」
ち「あっ!今、このバスに乗らないと、私の努力が無駄になる!!」
母「努力って・・・何したのよ・・・。」
お母さんの言葉を無視して、いそいでバスに乗り込んだ。
椅子に座って、バックの中に入れていた本(モンスター大図鑑)を取り出し本を読み始めた。
バスの運転手「それでは、発車しまーす。」
ち「あ〜ついに出発かぁ〜ん?」
何気なく外を見てみたら、お母さんが何かを叫んでいた。
母「・・・・・モ・・・・・・ス・・・・・に・・・は・・・・・・き・・・。」
でも、何を言ってるのかわからなくて窓を開けようとしたら、バスが発車してしまった・・・。
まぁいっか、お母さんのことだからそんなに大層なこと言って無いよね・・・・・?うん、きっとそうだ自分を信じろ千尋!
- Re: キミソラ ( No.5 )
- 日時: 2012/12/14 17:37
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
千尋「やっと、着いた〜。シアレンス村!はぁ〜、長かった旅がついに終わりを迎えた!あははは・・・・・着いた、着いたんだ!!うっ」
なんだろ、胸が苦しい・・・。はしゃぎすぎたかな?
・・・あっ、あそこにベンチがある・・・あそこべ少し休憩しよう・・・。
ち「ふぁ〜。なんか眠くなってきた・・・少し寝ようかな?おやすみなさ〜い・・・。」
アレ?ココハドコ? ワタシハダレ?
・・・いや、私は千尋だ。じゃあ、ここは?私は、真っ暗な空間にいる。
何も見えないし、聞こえるのは自分の心臓の音だけ。
?「どうして、コワレテしまうの?」
突然、女の子の声が聞こえてきた!
だれか、いるの?!
???「どうして、バラバラになってしまうの?」
女の子は、声かけに答えなかった。
???「どうして、ニクミあうの?」
貴方は、どうして私にそんなこと聞くの?
・・・何なの?この声?
・・・ここは・・・どこなの?
・・・なんで、あの子は私に?
・・・なんでっ!
???「キズツキたくないよ。」
あ・・・気づいたかも・・・あの子声とても悲しそう・・・
それにこの声・・・初めて聞いたわけじゃないかも・・・
???「ずっと、わらっていたいよ・・・・・・」
私も、笑っていたかったよ・・・
???「うまれてきてよかったって
いいたかったよ・・・」
・・・・・・・・。
???「ただ、それだけでよかったのに・・・・・・
もう、つかれたよ・・・・・・
もう、なにもみたくない・・・・・・」
あたりが、いきなり明るくなってきた・・・。
私は、直感した。女の子が、どこかに行ってしまうと・・・。
待って、あなたは誰なの?!お願い!!待って、いかないで!!私をもう、独りにしないで!!」
気がついたら、ベンチの上で涙を流しながら寝ていた・・・。
ち「・・・あれは・・・・・・夢?・・・なんで、あの子はあんなに悲しそうなんだろ?」
・・・まぁそんなこと気にしてもしゃーないか!
確かお母さんが村に着いたらまず役所行けって言ってたし、役所をさがそう!うん♪
村をさ迷う事2時間・・・やっと私は役場と書かれた場所を発見なう。
あれツイッター?
ち「ちゃわーす。」
『ガチャ』
中に入ったら、メガネをかけた男の人がカワイイ女の子に説教されてた・・・。
なにこの光景・・・。
女の子「お父さん!たまには、役場の仕事をしてよ!!全部、私がしてるじゃん!!」
男の人「分かりました!やりますから。(ボソッ・・・いつかですが」
女の子「いつかって、いつ?いつも、そう言ってやらないんじゃない!」
男の人「うっ・・・・・。あっ!そうです。この前遺跡を調査したときにアクアマリン見つけたんです。ユリは、宝石が大好きでしょう。これを、あげますので今日は、これくらいで許してください。」
女の子「そんなので、許すわけないでしょ!!」
女の子はカンカン怒っていてなに言っても無理ぽさそうだったのに、青色の綺麗な石を見た瞬間。
女の子「はっ!・・・しょうがないなお父さんがそこまで言うなら、今日はこれぐらいで許してあげる・・・。」
男の人「ありがとうございます。ユリ。」
ち「って、結局許すのかよっ!!」
男の人&女の子「え?」
ち「あ・・・・・」
思わず、ツッコミを入れてしまった・・・。
二人が私がいることに気がついた。
女の子「貴方は、誰?」
トゲトゲしい目で女の子は私をみる。うう、痛い。
ち「えっと・・・私は怪しい者ではありません!」
女の子「あやしー」
あれ?!ボケたら逆効果だった?!
よし次は真面目にやろう!
ち「えっと・・・千尋って言います。今日からこの村に住むことになった・・・」
男の人「ああ貴方が千尋さん。お待ちしておりました。」
メガネをかけた男の人が笑顔で話しかけてくる。
ああ〜この人はいい人だ。直感的に思った。
ゴ「私は、この村の村長をしております。ゴドウィンと申します。こちらにいるのは、私の娘でして・・・」
ユ「ユリだよ!よろしくね、千尋!」
んな?!いきなり呼びすて?!
でっでも、こんなことで怒っちゃだめだよね。うん、そうだよね。人としてお姉ちゃんとして・・・。
ち「よろしくお願いします、ゴドウィンさん、ユリ。」
ゴ「千尋さんはノーラッド王国に来るのは初めてでしたよね?」
ち「え?あっはい。」
ゴ「では、ノーラッド王国について簡単に説明させていただきます。
1、この国にはスピリットと呼ばれる妖精みたいな生き物が居ます。
彼らはこの世界にある命の源「マナ」をほどよく巡回させるためにいます。
なのでスピリットが沢山いる土地はマナが豊富で豊かな土地と考えてください。
逆にスピリットが全くいない土地は「モンスター」でさえ住めない場所と考えてください。
2、そういえばモンスターは知っていますか?
彼らは本来はじまりの森と呼ばれる特別な場所にいる生き物なのですが数千年前からエフィネアに出現するようになったのです。
モンスターについてはまだ分からないことだらけですが、危険ですので絶対に近づかないでくださいね。
この村の外に出なければとりあえず安全なので。
・・・一度にたくさんの事を言われても分からないと思いますので今日の所はこの辺にしておきましょうか・・・あれ?」
ち「きゅーん@@」
ユ「お父さんの話が長すぎて千尋、混乱してる・・・」
ゴ「あ・・・はは・・・。」
- Re: キミソラ ( No.6 )
- 日時: 2012/12/14 17:58
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
ち「あ、すすすみません!」
ゴ「いえいえ、私も千尋さんが疲れているのに話し込んでしまってすみません・・・。」
キャー来て早々魂どっか行くとかないでしょ〜〜〜〜私のバカ〜〜〜!!
ユ「・・・そういえば千尋の家ってたしかダリアさんが管理してるんだったよね?」
ん?ダリアさん・・・?
ゴ「あ、そうでしたね!千尋さん、実はあなたの家はたぬきち商店というお店をされているダリアさん大家さんなんです。」
ち「は、はぁ〜」
ゴ「ダリアさんがまず自分のところに来るように伝えておいてくれと頼まれているのをすっかりわすれてました・・・。」
ユ「これが村の地図だよ♪」
ち「あ、ありがと・・・ん?」
ユリから貰った地図は想像してたのよりも大きくなんやかんやでビッシリ書いてあって・・・シアレンス村って結構広いだなぁ〜。
ははっこれ絶対、迷子になるね!迷う自信が、あるもん!!
はぁ〜1人で行けフラグか・・・これ。
ユ「じゃあ頑張ってね!千尋。」
ゴ「すみません・・・私達は仕事がありますので・・・。」
ち「はぁ〜い・・・」
ゴドウィンさんとユリに笑顔で見送られ私はまたさ迷うはめになったのであった・・・。
明日筋肉痛になりそう・・・。
『ガサガサ』
はい!皆さま、もうわかってると思いますがぁ〜只今私、森をさまよっております!
てか何処だ此処ーーーー!!
絶対シアレンス村じゃないよね?!魔窟?!ジャングル?!もしかして・・・ラッ
?「うるさい!」
ち「ほえ?」
あれ今人の声が聞こえたような・・・ソラミミ?
それとも獣の鳴き声ーーーーキャー!!
- Re: キミソラ ( No.7 )
- 日時: 2012/12/14 19:09
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
?「被害妄想もたいがいにしなさい、人間!」
に人間?!そんな風に呼ばれたのは初めてだぞ?!
声をした方を振り返ると私と同い年くらいかな?綺麗な赤い髪の少女と変な生き物が居た・・・。
?「変な生き物じゃない!パニールよ、人間。」
パ「レンリ。お客様にそんな言い方失礼よ。」
レ「で、でもパニール・・・。」
ち「え?えーと・・・どちらさま?」
レ「それはこっちのセリフよ!」
変な生き物・・・じゃなくてパニールさんか。パニールにレンリと呼ばれた少女は私を最初からずっとにらに続けている。
なんでこんなに睨み続けられないといけないんだろ・・・。
ち「えーと・・・私は今日からこの村に住むことになった千尋と言います。」
パ「まぁまぁ貴方が?私はパニール。この子は私の可愛い一人娘、レンリよ。仲よくしてあげてね。」
レ「仲よくしてほしいなんて私は思ってない。」
ち「う・・・」
なんでここまで嫌われないといけないの?!私なんかした?!
レ「(ボソッ・・・貴方が人間だからよ。」
ち「え?」
今レンリなにか言わなかった・・・?
またソラミミかな?あ、違う今度こそソラミミかな?
『ガサッガサッ』
ち「ッ?!」
なんか草むらがガサガサ言ったぁぁぁぁ!!
こ、今度こそモンスター?!
?「あら?こんなところにいたんですね。レンリお嬢様、パニールさま。」
ええーーついにモンスター登場かと思ったら可愛いメイドさんだったぁぁぁぁ!!
レ「いちいちうるさい・・・」
む?今レンリうるさいって言わなかった?
えっ?なんで??また声に出てたのかな??うわっ、それ超はずい///
?「あの〜ヴィヴィアージュ邸になにかご用ですか?」
ち「えっ?いや私は・・・今日からこの村に住む・・・ん?ヴィヴィアージュ邸??」
タ「はい。ここは大富豪ヴィヴィアージュ様のお庭でございます。
そして私はそこにいらっしゃいますレンリお嬢様専属のメイド、タバサでございます。」
ええーレンリってお嬢様だったの?!
レ「フンッ。」
それがなに?とでも言いたげな顔をするレンリ。
すげぇ〜メイドさんなんて初めて見たよぉ〜。これって自慢になるかな??
ち「えっと、私は千尋です。今日からこの村に住む・・・」
タ「ああ、貴方様が!宜しくお願いします千尋様。」
パ「よろしくねぇ〜千尋ちゃん。」
レ「・・・・・・」
ち「は、はい!」
タバサさんとパニールさんは頭をさげてたけど、レンリはなんで私がそんな事しないといけないの?って言いたげな顔してた。
分かりやすくって案外可愛いかも♪
タ「お嬢様、私これからたぬきち商店に行きますがなにか買ってきてほしいものなどありますか?」
レ「え・・・それじゃあ・・・」
・・・ん?たぬき・・・商店・・・?
ち「たぬきち商店?!」
レ「キャッ」
ち「わ、私こんなところでのんびりしてる場合じゃなかった!!
マイハウスに行くためにダリアさんのとこに行かなきゃいけないんだった!
とゆうことで、タバサさん!」
タ「は、はい!」
ち「私をたぬきち商店まで連れててください!」
タ「え、ああいいですよ。一緒に行きましょう。」
ち「よっしゃ!じゃ今すぐ行きましょう!レッツゴウー!」
タ「え?え?ええー」
タバサさんの手を掴んで私は何処にあるか分かんないたぬきち商店に向かって走り出した。
なんかタバサさんの悲鳴が聞こえたような気がしたけど、それはきっとソラミミだ♪
気にせずガツガツ行くぞぉ〜♪
レ「・・・バッカみたい。」
数時間後・・・
私の暴走のせいでまた迷ってしまったがタバサさんがやさしく教えてくれたおかげで何とかたぬきち商店にたどり着くことが出来た♪
小さくもなくだけど大きいわけでもないなんか・・・ふつう?なお店のたぬきち商店・・・なんかガッカリ。
タ「それでは、入りましょうか。」
ち「あ、はい!」
『ガラガラ〜』
中に入ってみるとなんか一言では表せないほどに沢山の商品が置いてあった。
おお・・・すごい・・・。
?「ん?あ、いっしゃらいタバサちゃん。・・・と君が千尋ちゃんね♪」
店の奥から耳がピョンと出て長い特徴的な女の人が出てきた。
タバサさんはぺこりと頭をさげる。
つられて私も頭をさげる。なんかよく分からんけども。
ダ「はじめまして、アタシがダリアよ。」
ち「あ、はじめまして・・・。」
ダ「村長さんから聞いていると思うけど、私は千尋ちゃんの家の大家ね。
それで・・・あまり言いにくいんだけど・・・」
ダリアさんはなにかをもったいぶる。
ん?なんだろ?ここに来るまでが大変だったから今さら何を言われても驚かねぇーぞ♪
ダ「実はね・・・千尋ちゃんの家のローンまだ払われてないのよね。」
ち「ほえ・・・・?」
ダ「働かぬ者食うべからずってね♪」
ち「・・・・・・・」
思わず固まってまう。
ダ「あとね、千尋ちゃんがこれから住んでもらう家の前には大きな畑があるのよねぇ〜。
でも今は誰も使って無くて荒地になってて・・・勿体なさすぎるでしょ!
だからあそこで美味しいお野菜を作ってくれるんだったらローンをなしにしてあげてもいいわよ♪」
ち「えっ、でも私畑仕事なんてしたことありませんよ!」
ダ「ああ、それは大丈夫。私の息子が優しく教えてくれるから。
ね、ラクス!」
とダリアさんが言うと奥の方から女の子?それとも男の子?どっちなのかきわどい子が出てきた。
まぁ息子って言ってたから男の子だよね・・・。
ラ「は。はじめまして千尋ちゃん。僕は、ラクスっていうんだ。」
ち「よろしくね、ラクス。」
ラクスの笑顔・・・可愛いな///
ダ「ラクスは農業にとっても詳しいのよ♪」
ち「へぇ〜」
ラ「そ、そんなことないよ///」
ダ「もう、照れちゃってぇ〜。千尋ちゃんを宜しくね。」
ラ「う、うん。じゃあお家に行こうか千尋ちゃん。」
ち「うん。」
おお・・・ついに!お家とのご対面かぁ〜///
楽しみ〜♪
- Re: キミソラ ( No.8 )
- 日時: 2012/12/15 22:52
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
ラスクと二人で楽しくおしゃべりしながら、歩くこと数分・・・赤い屋根で少しボロイ?くて大きな家と・・・・
ち「な、何この無駄にデカイ畑はーーーーーーーー?!」
目の前には東京ドーム何個分?!(おおげさ)というくらいの畑が見えてきた。
マジにデカイ・・・そして雑草やら木の枝、石とかがゴロゴロ転がってる。
ラ「ははっ、ビックリしすぎじゃない?千尋ちゃん?」
ち「え///」
う、うわ〜ラクスに笑われちゃった///
だっだってこんな大きな畑見たことないもん・・・さすが田舎の村だよね・・・。
ち「いや〜畑をみるの初めてに近かったから///」
ラ「へぇーそうなんだ。じゃあ、作物を作るのも初めてだね。」
ち「うん。」
ラクスは優しくニコニコしてる。
やっぱ可愛いなぁ〜いいなぁ〜私もこんなにかわいかったら大モテだったんだろうな・・・。
- Re: キミソラ ( No.9 )
- 日時: 2012/12/17 14:06
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
ラ「それじゃあ、作物の作り方を簡単に説明するね。」
ち「宜しくお願いします♪」
ラ「あ、そのまえに・・・引っ越し祝いですどうぞ♪」
ボロのクワとボロのじょうろを貰った。
なにこれ・・・?ボロボロ・・・。
ラ「それ僕のお古だからボロくてごめんね?」
ち「ううん、ありがとうラクス♪」
ほんとは新品のが欲しかったけど、言っちゃだめだよね・・・。
頑張ってお金ためて買おう。
ラ「まず畑がはれ放題だから、雑草を抜いて綺麗にしよう!」
ち「ほ〜い。」
『ブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッブチッ』
うう・・・腰が・・・畑仕事はキツイとテレビでよく言ってたけど・・・ここまでとは・・・・くっ。
チラッとラクスを見てみると
ラ「〜♪」
なんかぜんぜん辛そうじゃなない。むしろ超楽しそう・・・。
私も慣れれば、あんな感じに楽しく出来るのかな?
ラ「よし。じゃあ次はクワで畑を耕そう!」
ち「うん・・・。」
『パサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッパサッ』
このボロのクワ・・・重たっ!一回振るのにすごい体力削られる!
ラ「いいクワほど軽くて振りやすいから、千尋ちゃん頑張って!」
ち「・・・・・・・・・・」
心をまた読まれた?それとも顔に出てたかな?
でもなんかもうどうでもいいや・・・さっさとこのつらい作業を終わらせよう・・・。
ラ「畑が耕せたら次は種をまくよ!はい、これどうぞ。」
カブの種をもらった。
ラ「種はたぬきち商店で売ってるから、ぜひ買いに来てね♪」
ち「商売上手め〜。」
ラ「ふふっ、じゃあ種をまいてみて♪」
もう疲れてなにも言いたくないから、ラクスの言うとおりにやる。
『パラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッパラッ』
種をまきおえるとラクスは次の指示をだす。
ラ「次が最後だよ。あそこにある川から、じょうろで水を汲んで畑に水をあげて♪」
ラクスが指差す方には緩やかに水が流れている川があった。
『スタスタ』
近付いてみると、透明に近い感じのきれいな川で魚が沢山泳いでいた。
釣りとかし放題だ♪したことないけど。
『ジョースタスタ・・・ジャー』
水を汲んで耕した畑の所に行って水を撒く。
まきおえるとラクスは、
ラ「はい。これで今日は終わりだよ♪あとは毎日お水をあげてたら4日には収穫できるよ。」
ち「へぇ〜」
カブってそんな簡単?に出来るんだ・・・。ぜんぜん知らなった・・・・。
ラ「収穫した野菜はあそこにある、出荷箱に入れてくれたら僕がPM5時に取りに来てAM6時には千尋ちゃんのお財布に売上金が届くよ。」
ち「へぇ〜・・・・ん?」
あれ?お金が私の財布に届く?
どうゆう事なのか聞こうとしたら、「詳しいことは僕もよく分かんないんだ。」とラクスは何故か小声で言った。
ラ「あ!千尋ちゃんに大事な事言うの忘れてた!」
ち「大事な事って?」
ラ「さっき水を汲みに行った川の近くにある橋を渡ったら大きな広場があるんだ。」
橋?・・・ああ!なんか大きな橋があった!木に隠れてて良く見えなかったけど・・・。
広場?私の故郷ではお祭りとかやってたなぁ〜、ここでもそうゆうことやってるのかな?
ラ「広場の真ん中には掲示板があって、そこには村のみんなの頼みごと(クエスト)がいろいろ書いてあるんだ。」
ち「へぇ〜・・・それをやるとなにかあるの?」
ラ「うん。お手伝いするとお金とかなにか使える物とかが御礼で貰えるんだ♪小遣い稼ぎになるよ。」
ち「ほう〜。」
ラ「あと毎週の祝日のお昼には凛さんって言う旅商人さんが来るよ。
いろいろ売ってるから、なにか掘り出し物があるかもね♪」
ち「へぇ〜。いろいろ教えてくれてありがとうラクス。」
ラ「いえいえ。明日はあいさつ回りをするの?」
ち「うん。本当は今日行きたかったんだけど、迷い過ぎてもう夕方だし・・・明日にする。」
ラ「僕は仕事だから一緒に行けないけど、村のみんなはちょっと個性が強いけどいい人たちだよ。」
ち「早く馴染めるといいなぁ・・・。」
ラ「千尋ちゃんならすぐだよ。」
え〜そうかな?私こう見えて人見知り激しいんだけどなぁ〜。
でもラクスがこういってんだし大丈夫だよね!うん。
ラ「あ、そろそろ帰らないと・・・千尋ちゃんまた明日♪」
ち「うん♪今日はいろいろありがとうーまた明日〜♪」
とびっきりの笑顔でラクスを見送ったあと、「ふぅ〜」と大きく息をはいて。
ち「今この瞬間から!・・・とゆうよりはもう始まってるようなきもするけど。私の新しい生活が始まるのだぁぁぁ!!」
『ガチャ』
別に深い意味とかはないけど、なにかのケジメとしてこれを言ってから家に入った。
さっき言ったばかりだけど、マジでもう始まってんだよね。私の1人暮らしもとい新しい生活。
あ〜・・・お婆ちゃんに手紙かかないと♪
第1章 やって来ましたシアレンス村! (完)
- Re: キミソラ ( No.10 )
- 日時: 2012/12/17 14:36
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
第2章 さっそくお友達が出来ましたっ♪
『チュンチュン』
外では小鳥たちが可愛くないてる・・・でも私は眠いからお静かに・・・
『コンコン』
ん・・・誰か来た・・・?でも眠い・・・。
『コンコン』
ち「う・・・うるにゃい・・・。」
眠い目をこすりながらしぶしぶ起きる。
誰だーこんな朝早くに私を起こす奴はー?
『ガチャ』
?「引っ越したんならちゃんと申請してくれないとこまるじゃない。」
ち「す、すみません・・・。」
ドアを開けた途端怒られた・・・。
可愛いサンタ?みたいな服を着た三つ編みおさげの小さくて可愛い女の子に怒られた・・・。
あれ?でもこの人・・・この村の人かな?
?「まぁいいわ。はい。あなた宛ての郵便よ。」
女の子から手紙を受け取った。
ち「郵便・・・?」
ア「そう。あたしはアネット。このシアレンス村担当の郵便配達人よ。あなたは?」
ち「あ・・・千尋と言います。」
ア「そう。よろしくね千尋。」
それだけ言うとアネットさんは・・・猛スピードで次の家へと走って行った。
ち「アネットさん・・・郵便配達の人なんだ・・・。あ、手紙だれからだろ?」
【引っ越しおめでとう。
これからもよろしくね。
アネットより。】
ち「・・・ありがとう。アネットさん。」
そのあと昨日、頑張って耕した畑に水をあげて簡単に荒地を掃除して、雑草とか石を出荷箱に入れて。
よし!あいさつまわりに出かけよう!
- Re: キミソラ ( No.11 )
- 日時: 2012/12/18 16:36
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
『グ〜』
ち「う・・・腹減った・・・」
あいさつまわりに出かけてからさ迷う事・・・めんどい。
なんかお腹が空き過ぎて、そこらへんにぶっ倒れそう・・・。
やばい・・・なにかなにか食べるものはねぇーか!私はなまはげではねぇーぞ・・・。
ち「ん?くんくん・・・。」
なんだこれ?すごく美味しそうな香りが〜。
『テクテク』
香りに誘われて歩いていくと、「アルモニカ」と看板が出ているお店があった。
食べ物屋さんってことは分かるけど、どんなの出してる店かは書いてないな〜まぁ、開店してるみたいだし!入ってもいいよね♪
私の食欲に勝てる者はいないのよ〜という事で店の中に入る。
『ガチャチリチリ〜ン』
?「あ、いらっしゃいませ〜」
店に入った途端いい香りが〜。・・・じゃなくて小さくて可愛いウエイトレスさんがいた。
お父さんとかお母さんとかのお手伝いかな?えらいなぁ〜。
?「あー!」
ち「?」
急に小さくて可愛い女の子が私のかを見て叫んだ。なに?私なにかやらかした??
?「今小さいって思ったでしょ!気にしてんだぞ!いくら食べても成長しないのよ。」
ち「え・・・あ・・・すみません。」
?「まったく・・・。年上に対して失礼だぞ!えっへん!」
え・・・?この子が私より年上・・・?
ち「私この前20歳になったんだ。」
?「あれ?じゃあ、あたいと同い年?」
ええーこんな子と同い年なのー?とゆうか同い年の子に下だと思われてたんだー!!
?「ところであなた、あまり見ない顔ね・・・?旅の人?」
ち「いえ、昨日からこの村に住むことになった千尋といいます。」
メ「ふーん、そうなんだ。あたいはメルロウ。ここでウエイトレスをやってるの。」
ち「よろしくお願いします。メルロウさん。」
メ「あ、同い年なんだから敬語じゃなくていいよ。あ、あとメルで。」
ち「うん。それじゃあそうするね。」
村で初めての友達が出来た・・・♪嬉しいな・・・
『グ〜』
ち「う・・・お腹が・・・」
メ「千尋お腹空いてるの?しかたない、あたい特性オムライスをつってあげよう!」
ち「おお!オムライス!!うまそー」
オムライスと聞いてはしゃぐ私をメルが宥める。
そして「大人しく待ってないとオフライスを作らないっ!」と言い出したから、慌てて椅子に座ってとってもいい子ちゃんで待ってる。
メルが少し笑って居たような気もしないではないけど、早くオムライス食べたいなぁ〜///
- Re: キミソラ ( No.12 )
- 日時: 2012/12/18 16:49
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
ち「オムライス♪オムライス♪」
もう変な歌作っちゃうくらい待ち遠しいなぁ〜///
早く来ないかなぁ〜///
『ガチャ』
ほえ?客かな?
こんなお店にも一応お客とか入ってくるんだぁ〜。
とか思いながらどんな人が入って来たのか、チラッとみてみると・・・
ち「あれ?」
***」
エースside
さっきの女は誰だ?
まだ開店時間じゃねーはずだし・・・ん?メルがなにか作ってる?あいつの客か?
見知らぬ女は無視して厨房の中に入る。
エ「う・・・・。」
入った途端、卵やらケチャップなどの匂いがプンプンする・・・。
匂いから察するに・・・オムライス?あいつの得意料理だし。
メ「あ、エースお帰り!よし、完成。」
思った通り、メルはオムライスを皿に盛りつけていた。
メ「エース、これ千尋に出しておいて。」
エ「は?」
千尋?さっきの女の事だろうがなんで俺が?
メ「昨日から村に住むことになったんだって。」
昨日・・・ああ、ラクスとおふくろがギャーギァー騒いでたあれか。
エ「なんで俺が。お前が持っていけばいいだろ。」
メ「あたいは忙しいの!ほら、早くもっていかないと冷めちゃうでしょ。」
エ「チッ」
仕方なくメルの作ったオムライスを運ぶ。なんで俺が・・・。
***
ちひろside
ん〜あれはラクス?
いやそれは無いよね・・・。ラクスは今日お仕事だって言ってたし・・・。あれ?でもこれがお仕事?ん・・・??
ち「あ・・・」
ラクスっぽい人出てきた。お、美味しそうなオムライス持ってる〜。
エ「お待たせしました。お客様。」
声はラクスと違って低いや。この人ラクスじゃない!ピアスしてるし顔はそっくりだけど・・・。
ち「あ、あの・・・」
エ「俺・・・わたくしめはラクスの双子の兄でございます。・・・エースと言います。」
ち「ああ!なるほど!」
エ「それではごゆっくりと・・・」
ち「ねぇじゃあさ・・・ってあれ?」
まだ話したいことあったのにさっさと厨房にいっちゃった・・・。
なんなのあれ〜?ひどっラクスは可愛いのに兄貴は可愛くない〜む〜(怒
ち「まぁいいや。そんなことよりもオムライス〜♪」
エースは最悪だったけどメルのオムライスは最高だった♪
ほっぺがとろけ落ちて、天国に行っちゃうようなぁ〜///
ん〜今日はこのまま夢世界に行っちゃお〜♪続きは明日でいいや〜♪
ち「おやすみ〜」
第2章 さっそくお友達が出来ましたっ♪(完)
- Re: キミソラ ( No.13 )
- 日時: 2012/12/20 11:16
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
第3章 初めてのクエスト
ち「ん〜〜〜〜おはよ!私!」
なんでだろ?今日はずっごくいい気分で目覚めたぞ♪
こうゆういい感じで目覚めた時は、その喜びをみんなに良い事をすることでみんなにも分けてあげなさってお婆ちゃんが言ってたっけ…。
お婆ちゃん…元気にしてるかな…。
ち「・・・・・・・・は!」
いかんいかん、気分がブルーになってた。黄色にもどさないと。
ち「良い事かぁ〜・・・う〜む。」
良い事しなさいって言われても何をすれば・・・・
ち「あ。」
そういえば前ラクスが広場におこずかい・・・じゃなくて///
みんなが頼みごとを書いた掲示板があって言ってたような・・・。よし、今日はそれで良い事をして1日を過ごそう!
ち「おー!なんか忘れてるような気もするけどおー!!」
『ガチャ』
『ダダダダダダ』
- Re: キミソラ ( No.14 )
- 日時: 2012/12/22 13:07
- 名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)
ふぅ・・・誰からもコメが来ない・・・(>_<)
少し悲しいけど、目には見えない読者の皆様が居ると思って頑張ります!
欲張り言ってさーせん!亀更ですがよろしくお願いします(^o^)/
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