コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: +*幼馴染*+ ( No.12 )
日時: 2012/12/22 15:05
名前: ユキヒメ (ID: ZsN0i3fl)




№7 とある事件



私は今ミフェクターさんと一緒にあの浜辺から近い小さな図書館に来ている…。
どうしてか分からないけど急にあの場所で起きた過去の事件が知りたくなった…。
でも一人で調べる勇気なんてないから、ミフェクターさんに手伝って貰っている。
小さな図書館と言っても本の数は沢山あるし、新聞だって江戸時代のものまで綺麗に保存されている。当然のように貸し出しはしてないけど。

「千鶴さん、ミツカリましたカ?」

「ううまだ…。」

なかなか見つからない…。やっぱり無理なのかな…?

「ねぇーねぇーまだ探すのぉ〜?」

「うん…ごめん優。」

「ッ」

一つ本棚を挟んだ反対側から、まーちゃん…桜井さんの声が聞こえてきた…。
桜井さんも調べ物…?なにを…?

「ア!」

突然ミフェクターさんが声を出した。少しビックリしたけど、ミフェクターさんが見ている物を見たときの方がもっと驚いた。
それはあの浜辺で男性の遺体発見された記事が載ってる新聞だった…。その記事見入る。

事件が起きたのは私とまーちゃんが最後に会った時ぐらい…。
男性は子供好きで過去にも何人か誘拐した事があるみたい……。誘拐事件…。
男性は撲殺で即死。何者かに後ろから殴られた模様…。犯人はすでに捕まっている。

「ドウシマシタ?」

「ねぇ…誘拐された子供はどうなったんだろ…?」

「コレには載っテませんネ…。」

何故か誘拐された子供の事はぜんぜん書かれてない…。
いやそもそもこれは誘拐事件がら始まりだったとも書かれてない…あれ?じやあどうして私は誘拐事件だと決めつけたの?

「あーラピスちゃんだー!!」

「ア、優さんニ麻奈さん。」

「……やほー☆」

「………」

見つかってしまった…桜井さんに見つかってしまった…。
桜井さんと一緒にいる男の子っぽい女の子が私を睨んでる…どうして…?

「あー!これ麻奈っちが探して奴だー。」

「え…?」

男の子っぽい女の子が私が見ていた新聞記事を指差す。
これを桜井さんも探してた…?どうして…もしかして私と同じように…。

「猫咲さん達はどうしてその事件を調べてるの?」

「ぅ…。」

聞かれてしまった…。桜井さんに聞かれてしまった。
ミフェクターさんは手伝ってくれていただけだから不思議そうに私の顔をみる…。
なんて言っていいか分かんないよ…。

「これ…」

「えっ?」

桜井さんが突然、白い小さな紙切れを2人に見えないように渡してきた。
こっそりそれを受け取り中を見てみると、そこには……

{真実を知りたい?知ってしまうとココロが壊れてしまうかもしれいのよ?
 壊れてもいいんだったら、明日アノ場所に来て}

と書かれていた…。真実?アノ場所…?なんのことを言っているの…まーちゃん…。
私達はそのあと何事も無かったようにバラバラに自分達の家に帰った。
あ、何故かミフェクターさんの提案で、メルアドと電話番号を交換した。あの桐生優とかいうイヤな事も…。















----------------------------------------------千鶴の日記-------------------------------------


6月16日(晴れ)

今日は秋山先生から電話があり、久しぶりに外に出た。
あの留学生さん…ミフェクターさんと知り合いになった。いろいろ助けてもらったし、今度御礼をしにいかないと…。
あのイヤな夢に出てきた浜辺を発見した…あそこの近くに昔男性の遺体が発見されたことがあるらしい…。
どうしてか図書館でその事件について調べることになり、登校日の日ぶりにまーちゃんと合った。イヤな人も一緒だったけど…。


☆今日の気づき☆

秋山先生は変わった人だけど…なんかおもしろいし楽しい。
…白い紙きれにかかれていた事の意味がまだ分かってないけど…私は真実が知りたい。
胸がズキズキ痛いけど…知りたい。まーちゃんと昔のような関係でいたいから…。