コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: お助け部! ( No.4 )
- 日時: 2012/12/18 12:11
- 名前: ユキヒメ (ID: 4sfCdz72)
3、悪徳代官
昼休み半ば、半数の生徒がもうパンやお弁当を食べているこの時間に、一人の女子生徒が一人の男子生徒に突っかかっていた……
女子生徒「はぁ?だから、なんだって?」
志村けんをイメージしながら、女子生徒が男子生徒に向かって言う。
男子生徒は、もう半泣きで
男子生徒「パン…買って来たので…そのお金を……」
どうやら、2年生の女子生徒が1年生の男子生徒にパンを買わせるだけ買わせてそのパン代を払わないようだ。
男子生徒は、少ないこずかいをここで使いたくないから必死に土下座とお願いをする。
だけど、そのお願いは全く聞いてもらえず……
女子生徒「なんで、あたしがパン代払わないといけないの?」
男子生徒「いや、だって先輩…パン買ってきて♪って…」
女子生徒「買ってきて♪とは言ったけど、お金払うとは言ってないよ!とゆうか、自慢じゃないけど財布の中ポイントカードと割引券しか入ってねーし!
それでどうやって、パン買えって言うんだよ!買えるわけねぇだろが!私に、飢え死にしろってゆうのか!あァ?」
後半ただの逆ギレである。
1年が2年に逆らうことなどできないため、男子生徒はもうどうしたらいいか分からなくなった……そんなとき、一筋の光が……
???「おい、何やってんだ悪徳代官。」
女子生徒「ん?おう!ぜぜ!」
声の持ち主は、結衣達を置いてぼこりにしてさっさとパンを買いに行ったぜぜだった。
ぜぜはものすっごく呆れた顔をし、女子生徒に向かって
ぜぜ「そんなアホ臭いことやってる暇あるんだったら、部室行くぞ!早く、食わねぇーと昼が終わっちまう。」
女子生徒「お、もうそんな時間ですかぁ〜。気づきませんでしたぁ〜。」
日本片言外国人っぽく、女子生徒を言うとクルリと回って男子生徒の方を見
男子生徒「?」
女子生徒「まぁ、少年。そおゆうことだからさ気を落とすな!」
とだけ言い残しぜぜと一緒にどこかに向かって逃げ出した。
男子生徒「あああー、お金返せェェェーーーー」
男子高校生の、むなしい叫び声は他の生徒たちの雑音によってもみ消されてしまった……。
結衣「菊池君、パン買えた?」
太郎「あ、はいっ!なんとか……」
結衣「じゃあ、私達の部室で食べようか?恋梨とぜぜは先に行ったと思うし…。」
太郎「部室…?」
結衣「そう、お助け部の部室!」
太郎と結衣も無事にパンが買え、二人もお助け部の部室に行くことにした。
購買にある音は、パン買い戦争の声と哀しき男子生徒の鳴き声が響いていた……。
ちょっと、朝の人とはあんまり会いたくないなぁ〜と少し朝のことをトラウマにしてる太郎であった。