コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 浅葱の夢見し ( No.150 )
- 日時: 2013/04/19 23:45
- 名前: いろはうた (ID: VHEhwa99)
*ある程度剣術の修業ができたことに満足したアラジンは
お城にランプを持って帰りました。
カエデ:「もう・・・無理・・・。
もう動けない・・・。
あなたどんだけやれば気がすむのよ・・・」
レイヤ:「…お前の体調に気をつかってやれなかったのはすまなかった。
つい夢中になってしまった。
…しばらくはゆっくり休むといい」
カエデ:「あ、ありがとう・・・?」
レイヤ:「…そのあとにまたやるぞ。
そのためにゆっくり休め」
カエデ:「まだやるの!?ねえ!!??」
レイヤ:「…あんなものではまだまだ。
少し待っていろ。
刀の手入れをしてくる」
カエデ:「・・・ここは大臣に私が手に入ったって報告する場面じゃなかったっけ?」
レイヤ:「・・・たまにはアドリブも必要だろう」
カエデ:「そうよね…?
信じるよ、その言葉…??」
アラジンはすいっと視線をそらしました。
レイヤ:「・・・今さらだが」
カエデ:「な、なに?」
レイヤ:「・・・なんだそのつつしみのない恰好は」
カエデ:「べつに?
大事なところは隠れてるから大丈夫だよ?」
レイヤ:「・・・大丈夫ではない。
裸とたいして変わらん」
カエデ:「これ裸じゃなくてアラブの衣装だから!!
そういうつくりだから!!」
レイヤ:「おれはともかくここにはヒタギ様やあの皇子もいる。
いつ襲われてもおかしくない。
少しは意識をしろ。
今回はおまえの姉は参加していないから男ばかりに女ひとりの劇だ。
周りが男しかいないということを忘れるな」
カエデ:「でたよ・・・レイヤのお父さんモード・・・。
レイヤってお説教の時はたくさんしゃべるよね・・・」
歩き去るアラジンの姿が廊下のむこうに消えたので、ジーニーはひとまずランプの中に
戻ることにしました。