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*さて！

まずは一人目！！

その人に寝室は廊下をあっちこっち曲がってようやくたどり着けるそうな。

カエデちゃん情報です。

あ、見えてきましたあの部屋ですね。

たぶんあの部屋ですね。

ふふふ…。

まだ、ふすまを開けたら寝ているはずです。

(現在の時刻朝四時ごろ）

さぞかし見苦しい寝姿を皆さんに披露してくれることでしょう。

ではいきます！！

えいっ



すぱーんっ




ぱすん

……本能的にふすまを閉めてしまった。

だがしかし！！

作者たる者、自分が作り出したキャラごときに負けてはならぬのです！！

気をとりなしてもう一度。

えいやっ



すぱーんっ



「……」



……今目の前の者が現実にあるのかどうか確かめる必要がありますね。

もう少し近くで見てみましょう。

部屋におじゃましまーす。

ふむふむ。

青と黒で統一されたわりととシンプルな感じの和室ですね。

趣味は悪くないと思います。

ハイ。

「……」

なんなのだ！？

なんなのだこの色気垂れ流し男は！？

こう、さりげなくはだけた着物の衿からすべすべの腹筋と胸板が

がっつり見えているんですが！？

本当に寝ているんですかってくらい、髪の毛が完璧な量と形で顔にかかって

なんかえろいし！？

まつげなんかマッチ棒２，３本のせられそうなくらいむちゃくちゃ長いし！？

ぜえぜえはあはあ……

さ、酸欠……

しかしながらこの男、ていうかヒタギさん、見れば見るほど

憎しみと殺意がわいてくるほどきれいだ…

寝ていても唇がみずみずしく潤っているのがわけわからん…

これはいけませんね。

なんかむかつくので、あの高くて筋のとおった鼻でもぎゅっとつかんで

ひねってみましょうかね〜