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Re: 浅葱の夢見し ( No.291 )
日時: 2013/06/24 23:02
名前: いろはうた (ID: VHEhwa99)

*ぜ、全力でヒタギの顔面殴って逃げてきました…

な、なんつー男だ…

私が間違っていた…

夜にヒタギなんかに近づいちゃいかんかったのだ…

さて、あてもなく屋敷内を徘徊して回っていますが…どうしようかなあ…

…およ?

「……」

な、なんだあれ。

レイヤさんが部屋でお饅頭の山とにらめっこしてる…。

なんつーシュールな…いやいや。

あ、そっか。

レイヤさん、顔に似合わず甘いものが大好きなんだっけか。

しかし、大好きなら、なんで手をつけずに、ガン見?

なんか気になる…って…お?

こっち見て、手招きしています。

…レイヤさん。

あなた、おいでおいで〜、をするときも無表情すぎてなんか死神的…いやなんでもありません。

では、素直におじゃましまーす。

うわー…the和☆って感じの部屋ですね。

全体的に緑系の家具が多くて、なんか落ち着く…。

畳っていいですよね畳って!!

「…すまない。

 頼みがあるのだが」

レイヤさん。

無表情すぎて全然すまなそうに見えな…嘘ですごめんなさい。

えーと、ここは、カエデちゃんになりきって話しましょう!

「どっ、どうしたの〜っ!?」

いっか————んっっっ!!

声がガチで裏返った!!

自分のキモさに失神しそうです!!!

「……実は剣術の稽古の時に手首を痛めた…」

だがしかし!

わたしのうさんくささに、レイヤさん、全っく気づかない!!

まじ男前ですレイヤさん!!

「……今、両腕ともあまり動かせない」

ほっ、ほおお〜……今があなたを襲う絶好のちゃーんすっ!!…なんて思っていませんよ!?

「……だが、おれは饅頭が食べたい」

「う、うん。

 そーなんだーへー」

や、やばい…

い、いろいろとやばすぎて、冷や汗が止まらない…