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Re: コーラって美味いよな ( No.22 )
日時: 2013/01/15 17:22
名前: コーラマスター ◆4oV.043d76 (ID: Ug45cB3V)

「あ、やっと気がつきました?」
目を覚ますとそこは俺の部屋のベッドだった。
エビフライが安心したように覗き込んでいる。
「あれ?なんでここに…」
「私が道路からベッドに瞬間転位術で運んできました。」
確かあの時、よく覚えていないが
エビフライがやめてくださいとかうわああああとか言ってた気がする。
その後のことは全く覚えてないが。

「まさかっ俺の気が狂」「違います。」
エビフライが馬鹿じゃないかコイツと言いたげに言った。
そうか。違うのか。だが俺の気が狂ったんじゃないならいったい何があったんだ?
「お前、やめてくださいとかうわあああとか言ってたじゃん。
 あれはどうゆうことなんだ?」
俺はベッドから起き上がりながら言った。
「ああ、あれはですね、ご主人がいきなり倒れたものですから
 驚いて冗談ならやめてくださいという意味で言ったのと
 本当に倒れたと気づいて悲鳴を上げてしまいまして。」
エビフライが恥ずかしそうに言った。
「ですから、あまりお気になさらずに。」
なんだ。そういうことか。どうりで記憶が無いわけだ。
それから少しして俺が言った。
「よし、じゃあコーラをよこせ。」
「あげません。」
エビフライ、即答。
「ケチ。コーラぐらいもらってもいいじゃん。」
「いつもいつも、コーラばかりじゃないですか。
 まあ、今日の修行内容を終えればあげてもいいですけど。」
コイツ、いつも陰陽道のことしか考えてないな。
というか蝦なのに考えることとかできるのか。
「えーさっきわざわざ白装束着て外行っただろ。
 しかも浩介と戦ったし。もう修行は終わっても」「ダメです。」
またまた即答。しかも話してる途中に。
「今日は五行説の勉強と木登りをします。
 具体的には今から50回五行説を朗読し、その後あの大木に登ってもらいます。」
なんか勝手にすることにされてるし。
だがこんなこと言ってもエビフライに通じるはずが無い。
「というか木登りって陰陽道と関係あるのか?」
「木登りに慣れることで精神を強め、
 幽霊や妖怪にも対応できるようになれます。」
エビフライがまた迅速に答える。
やっぱり口喧嘩で勝てる気がしない。
「では、この本の五行説のところを読んでください。」
「仕方ない。読んでやるよ。」

日曜だというのに今日はゆっくりできそうに無い。
しかも、当分ゆっくりできなさそうだ。
まあそれはまだいいとして、今俺が一番言いたいこと、それは___、




「コーラを飲ませろおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」